御坊市と印南町の境界に位置する高城山(たかじさん)は、戦国時代の城跡である。最近中学生から聞いて
初めてその存在を知った。当時有田・日高。牟婁地方に覇を唱えた湯川氏の重臣であった湊上野介が築い
たとされる。
城跡へは印南町津井から入り、山頂まで数百メート辺りまで車道がつけられている。山頂の下に地蔵を祀
る祠がふたつあり、そこへの参道を辿れば城跡に至る。それを知らなかったので、高城山登り口に車を置
いて歩いて登った。距離は1.5km標高差は140mである。ちなみに城跡の標高は240mである。
山頂直下(南)
山頂直下(北)
山頂(本丸) 周囲は100mほどだろうか。
本丸下に幅2m長さ40mの帯曲輪という段があるらしいが、刈り込みが不十分なのでよくわからない。
山頂の南北断面を見ると、城らしい構造が読み取れそうだがどうだろう。
高城山保存会なる会があって城跡整備をしているのか、山頂の本丸跡は木が切り払われ、西側の眺望が良
くなっている。できることなら周囲も切り払うと眺望はより素晴らしいだろう。城としては絶好のロケー
ションである。