野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

ヤブムラサキ

2008年05月28日 | 植物
道沿いの林縁で見つけた。直感的にムラサキシキブの仲間だと思ったが、花の付き方や葉の様子が違うので調べたら、ヤブムラサキであった。秋には紫式部同様美しい実をつけるようだが、毛が多かったり、花の付きが下向きで何となくまとまりがなかったり、ムラサキシキブに比べればその品位はやや落ちるように思える。それが「薮」の所以か。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スイカズラ

2008年05月19日 | 植物
漢名は「忍冬」。これを意匠化したものが忍冬唐草文様で、法隆寺の玉虫厨子の透かしなどがそうである。http://arch.asahi.com/kansai/entertainment/news/image/OSK200803010069.jpg忍冬唐草文様にも様々なヴァリエーションがあるようだ。http://www.cobbleart.com/cd-roms/J_5.html 古代エジプトが発祥らしいがなかなかステキなデザインである。花にも芳香があることから欧米では観賞用に栽培されているが、野生化したものがはびこり、生態系を攪乱しているらしい。
「蚊の声す忍冬の花散るたびに」という蕪村の句があるようだが、この花が終わればそろそろ梅雨の入りだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

緑葉

2008年05月18日 | 植物
カクレミノの葉を通して入る光がとてもきれいに見えました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

露の光

2008年05月15日 | 色と光
別目的で過去の写真を探していて、自分ながらよく撮れている写真が見つかったので、この機会にアップしておく。どこで撮ったのか記録はないが、たぶん自宅近くのはずだ。2005年5月5日の撮影となっている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハツカネズミ

2008年05月12日 | 動物
今朝犬に餌をやろうと、倉庫を開けると、床に置いていたゴキブリ用粘着トラップががさこそ動いた。中を見てみると、小さなネズミが粘着シートに足をとられていたあとで調べてハツカネズミと分かった。ともかく可愛いので処分するのがためらわれ、ガレージにあったプラスティックケースに入れて置いた。
夜見てみるとまだ死んではいない。だいぶあがいたらしく位置が変わっていたが、下半身が粘着シートにべったりついてしまっていた。ちょっと哀れになり、粘着シートを剥がしにかかったが、思いの外粘着力が強くなかなか剥がれない。力加減を間違えば華奢な脚を引きちぎってしまう。慎重に周囲から剥がしていくと、何とか動けるようになり、足を引きづりながらも草陰に入っていった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春宵

2008年05月11日 | 色と光
蘇軾(蘇東坡)の「春夜詩」の起句「春宵一刻値千金」は有名である。承句は「花有清香月有陰」となっているが、花とは何だろう?ともかく、今頃の季節の宵の情景を詠んだのではないだろうか。しかし今宵は雨後なので、きれいな夕焼けが出て半月は皓々と光を発していた。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カナメモチ

2008年05月11日 | 植物
暖地性の小高木。若葉の時に紅く、モチノキのようにつややかで美しい。そのためか生け垣として植えられたりする。元来「アカメモチ」であったのが「カナメモチ」に転訛したと考えられている。
早朝、煙樹ヶ浜の松林を通ったら、何本かがかたまって満開状態であった。あまりにも見事であったので車を降りて撮影した。白く小さい花ながら、このように一斉に咲くとボリューム感たっぷりである。「ゆるくともよもや風にはかなめもち 細心」という句があるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミジンコ幼生

2008年05月10日 | 動物
今の季節、池や水溜まりでは様々なミジンコが蠢いている。「微塵子」とはよく言ったものだ。小さいながらエビ・カニの仲間(甲殻類)に分類されるそうだ。動きや姿がユーモラスなので、見ていて飽きない。背中の育房に幼生を持つものがいた。ミジンコ1匹は一生でどのくらいの卵を産むのだろうか?それに答えてくれるサイトがあった。http://www.geocities.jp/at_mocha/Daphnia/Daphnia1.htm
2週間で100匹近い子どもを産むようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マツバウンラン

2008年05月10日 | 植物
ここ2~3年前から目につくようになった。わが家の周りは造成地なので、帰化植物がどんどん侵入してきている。一見平和そうに見える草原だが、そこで帰化植物どうし、あるいは在来種と帰化植物が烈しい生存競争を繰り広げられているのだ。安定した生態系が築かれるのは何時になるのか・・・。
ネットで検索すると、北米が原産らしい。ほっそりした立ち姿の先に薄紫の花をつけたさまは、なかなか可愛い。マツバウンラン愛好会なるものが存在するようだが、頷ける。http://www10.plala.or.jp/yu-ko3/aikoukai/index.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日高の名峰

2008年05月05日 | Weblog
日高地方の名峰、清冷山と矢筈岳がみやまの里の展望塔から一望できる。両山にはかれこれ20年ほど前に登ったことがある。
清冷山は大きな山塊で、山域の多くが植林されており、山頂も全く視界がきかず、あまり印象に残っていない。ただ、山頂に咲いていた紫濃いリンドウの花は記憶に残っている。下りで道に迷い、谷筋を通って戻った。
矢筈岳は、昔の地図には「矢筈ヶ岳」とあったように記憶するが・・・この山は旧中津村鷲の川から尾根づたいに登山道がついていた。山頂はその姿そのままに巨岩が露出していてアップダウンがはげしかったように記憶する。そそしてシャクナゲの木がよく目に付いた。そんな地形だから土壌の堆積が悪く、他の樹木の侵入を阻んでいたのだろう。矢筈岳とくればシャクナゲで有名であったが、最近それを聞くことがない。今の状態はどうなのだろう?
両山をネットで検索すると、けっこう引っかかる。なかには、バックミュージック付きのすてきなページもある。http://fuuma.sub.jp/SilkRoad4480/yahazu/wa-yahazu.htm
http://fuuma-mfuk.com/mt-trek/mountain-wa/seirei/wa-seirei.htm
いくつか読んでみたが、シャクナゲの記述は見あたらなかった。
私は日高の名峰と認識していたが、清冷山は近畿百名山の一つ、矢筈岳は関西百名山の一つだそうだ。
近畿百名山は毎日新聞と雑誌「新ハイキング」、関西百名山は山と渓谷社関西支局選定だそうだ。
展望塔からは見えないが、旧美山村地内にあって有田川町との境にそびえる「白馬山」も近畿百名山に入っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする