野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

桃の節句

2008年03月30日 | 植物
「あかりをつけましょ ぼんぼりに お花をあげましょ 桃の花」
http://classic-midi.com/midi_player/uta/uta_uresiihina.htm
童謡ながら、雅な旋律である。
近くの桃畑で花が咲きはじめた。桃の節句は旧暦3月3日。今日は旧暦で2月23日で桃の節句は4月8日になる。ちょうど桃が満開になるころである。
桃の節句のルーツは古代中国の習俗にあるとされている。それが平安時代から宮中で行われていた「雛遊び」と結びついて、江戸時代に今に伝えられる形になったものとされている。
モモで想い出すのは、古事記の『よもつひらさか』の物語。http://www.town.higashiizumo.shimane.jp/1497.html
蛇足だが『よもつひらさか』は『黄泉比良坂』が正しいようだが、大辞林第3版には『平坂』となっている。
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夕日に映える

2008年03月26日 | 植物
赤い夕日に映えているヤマザクラを撮ってみたが、やはり朝日に映えるほうが、清々しい感じがする。
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朝日に匂う

2008年03月26日 | 植物
本居宣長の有名な歌「敷島の大和心を人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」のイメージにふさわしい写真を撮りたいのだが、なかなかドンピシャリの光景に出合わない。今回、それに近いと思われたが、いかががだろう?
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風に流れるヤマザクラ

2008年03月24日 | 植物
2日で満開になった。光の具合があまりよくないながらシャッターを押していると、疾風が花の間を駆け抜けた。何枚か撮った写真の中に花が所々流れているのがあった。お分かりだろうか。もうしばらくすると、これが花吹雪になるのだ。
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ヤマザクラ

2008年03月22日 | 植物
毎年3月始め頃から開花するヤマザクラだが、今年は寒さが長引いたためかやっと咲きはじめた。昨年は3月19日頃に満開になっている。http://blog.goo.ne.jp/kny0516/m/200703
今日は一気に気温が上がるようだから、開花も加速するであろう。
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神話の風景

2008年03月20日 | Weblog
和歌山市にある日前宮に初めて詣でた。この神社は古く由緒もありながら、無知のため詣でることはなかったが、神坂次郎「藤原定家の熊野詣」を読んでその由緒を知った。市街地にありながら大きな社叢が気にはなりながら、いつも横目で眺めながら通り過ぎていた。
ここの由緒の詳細については、HPを見ていただくことにして
http://www10.ocn.ne.jp/~hinokuma/index.html
日前神宮は日像鏡(ひがたのかがみ)をご神体として日前大神を、國懸神宮は日矛鏡(ひぼこのかがみ)を御神体として國懸大神をお祀りしているようだ。この両鏡は天照大御神が天の岩戸にお隠れになったときに石凝姥命によって鋳造されたもので、伊勢神宮のご神体よりも古いのだそうだ。

神域は鬱そうとまではいかないが、森閑とした佇まいである。その中に苔むし朽ちかけた小さな祠がひとつあり、何とも言えない雰囲気を醸し出していた。背後の板根化した高木はムクである。
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赤い椿の森蔭

2008年03月16日 | 植物
「琵琶湖周航の歌」の2番に『赤い椿の 森蔭に はかない恋に 泣くとかや』の句があるが、はかない恋に泣いたのはちょうど今頃の季節なのだろう。それはそれとしてその名歌を作詩したのが三高の学生小口太郎だということはよく知られていたが、作曲者が長い間わからなかったのだそうだ。それが平成5年の「琵琶湖周航の歌開示75周年記念イベント」をきっかけに吉田千秋だということが急転直下判明したという。詳細はhttp://www.city.takashima.shiga.jp/icity/browser?ActionCode=content&ContentID=1134976319645&SiteID=0をご覧いただきたい。
小口にしても吉田にしても20代前半で他界している。はかない恋どころか、はかない人生である。
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落椿

2008年03月16日 | 植物
「赤い椿 白い椿と 落ちにけり」は河東碧梧桐の俳句である。高校の国語の教科書に載っていたのが妙に印象に残っている。ツバキは枝についているときよりも落ちたときの方が美しいように思う。
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花落知多少

2008年03月15日 | 植物
今年は寒かった(平年並みだが)ので、ツバキの開花が遅かった。例年ならポツンポツンと落花するのだが、今年は一気に落ちてきた。特に昨夜は春嵐であったからたくさんの落花が道に散らばっていた。まさに孟浩然の詩「春眠不覚暁 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少」のようであった。
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春はあけぼの

2008年03月12日 | 色と光
「春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。」雲は紫だってはいないけど、雰囲気としては近いのではないだろうか・・
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