野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

相談?

2007年04月30日 | 動物
川の土堤を歩いていると、水面に大きなミシシッピーアカミミガメが浮かんでいるではないか。しばらく見ていると底の方から小さなカメが大きなカメの目前に上がってきて、そのままじっとしている。頭を寄せて何やら相談しているように見えた。カメに親子関係があったとして、「お父ちゃん(お母ちゃんかも)、今日はええ天気やさかいに、どっかへ連れてってよ。」とでも言ってそうであった。
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紫の滝

2007年04月29日 | 植物
先のフジの横でも滝のように花穂を垂らしています。
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フジ

2007年04月24日 | 植物
野山の木々は次々と花をつけてゆく。気がついたらフジの花が新緑の木々の間から花穂を垂らしていた。遠目なので、ノダフジかヤマフジかの判別がつかない。
平安時代には観賞の対象としてたいへん高い位置にあったという。また農作業や漁期の目安としても利用され、人々の生活に深い関わりを持ってきたようだ。
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柳青める

2007年04月21日 | 植物
自宅近くに小規模であるがマルバヤナギの群落がある。今その若葉がとても美しい。啄木は『やはらかに 柳あをめる 北上の 岸辺目に見ゆ 泣けとごとくに』と歌っているが、こういう光景を見ていると、啄木先生の目を引くのは当然かと思ってしまう。
家を出るとき、つい車を止めて写真を撮ってしまうが、なかなかその美しさはコンパクトデジカメで表すことができない。Fujiのf30はコントラストが強くて硬い調子になるのでこういう被写体は苦手である。CanonのS45もいまいちだが、ましなのでそれで撮った写真をアップしておこう。
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夕日に向かって

2007年04月18日 | 色と光
ここ数日、天気は悪いし忙しくて写真が撮れない。4月14日に撮った道向こうに沈む夕日をアップしておこう。
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Mock Sun

2007年04月15日 | 色と光
春の天気の変化は早い。大陸や太平洋にできた低気圧に伴う上層雲が広がったため幻日が西の空に現れた。気がついたのは17時過ぎ。今回は氷晶の並びにバラツキがあるのだろうか、長く弓状になっていた。‘mock’とは「見せかけ」といった意味で「幻」とほぼ同義語である。英語には‘sun dog’といった面白い表現もある。
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落花

2007年04月14日 | 植物
昨夜、寒冷前線が通過したため、短時間であったが雷を伴う強い雨が降った。そのせいか今朝多数のムベの花が道ばたに落ちていた。そのそばで季節はずれだがヤブツバキの落花も見られた。孟浩然の有名な「春眠不覚暁」の『夜来風雨声花落知多少』もこのような情景であったのだろうか。
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梨花一枝春帶雨

2007年04月11日 | 植物
タイトルは白楽天の「長恨歌」の一節である。『長恨歌』・現代語訳http://www.e-t.ed.jp/edotori390124/ckchouyaku.htmlによると『美しい顔はいかにも寂しげで、涙のはらはらと流れるさまはまさしく、一枝の梨の花の上に、春の細かい雨がはらはらと降り懸かってぬれているかのようであった。』とある。愁いに満ちた楊貴妃の面を形容しているのだそうだ。楊貴妃の美貌は同じ詩の中で芙蓉(蓮の花)にも例えられている。顔立ちが美しいだけでなく表情も豊かであったのだろう。絶世の美女といわれる所以はそこにあったのかも知れない。
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すがし姿

2007年04月09日 | 植物
クヌギと並んで雑木林の代表的な樹木。萌芽再生能力が高いので、薪の材料とされたようで雑木林の主要樹木となったようだ。萌芽の時期は全体が淡緑で瑞々しい。万葉集に「下毛野みかもの山のこならのすぐはし子ろは誰か笥か持たむ」という歌が収められているようだが、むべなるかな。
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蜘蛛の糸

2007年04月08日 | 色と光
昨日雨をもたらした湿った空気が残っていて、今朝はあたり一面靄におおわれ地上のすべてのものはしっとりと濡れていた。レンゲ畑の一角にはったクモの糸にも細かい水滴がびっしりつき、そこにさしこむ朝日が実に美しい世界を現出していた。
コメント (2)
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