北塩屋の蓮池で舞妃蓮が咲き乱れてる。非常にたくさんの蕾をつけており、それが今日あたりから一斉に開花し始めた。毎日倍々に開花数が増えてる。舞妃蓮は大賀蓮とアメリカ黄花ハスとの雑種。アメリカ黄花ハスは現天皇がアメリカから持ち帰られた。皇太子(現天皇)→大賀一郎→阪本祐二のルートで手渡され、阪本祐二が昭和40年代初めに大賀蓮と交雑し舞妃蓮が作出した。開花二日目の閉じるさいに屈光性でねじるようなさまが、あたかも美人(皇后様)の舞姿のように見えるので、こう名付けられたようである。雑種強勢で旺盛に成長し花つきも良好である。一見の価値はある花である。
台風5号が中国沿岸を北上中である。その影響で南から高湿度の空気が西日本に入ってきている。日ノ御埼から西山でその空気が一気に上昇して雲になるのだが、今回の雲は相当大きくて高かった。昨日の18時過ぎに撮影したが、雲が何層にもなって堆く積み上がっているようであった。
梅雨の朝、川面を霧が静かに流れていく。
百人一首(元は千載集らしい)にある権中納言定頼の
「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木」を思い出した。
これは冬の歌で写真には網代木もないが、雰囲気は一致するのではないだろうか。
百人一首(元は千載集らしい)にある権中納言定頼の
「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木」を思い出した。
これは冬の歌で写真には網代木もないが、雰囲気は一致するのではないだろうか。
大雨の影響で和田不毛(わだぶけ)一帯が冠水していた。もともと低地であるためちょっとした大雨で冠水は免れないが、このように一帯が水浸しになっているのは、初めて見る。いわゆる洪積世のころはこんな光景であったのではないだろうか。当時はまだ煙樹ヶ浜が形成期にあり、海がこのあたりまで侵入し古日高湾を形成していたと、御坊市史だったろうか書かれていたように記憶する。たぶん日高高校地学部の研究によるものだろう。
昨日から梅雨前線が近づいて九州から東海まで大雨を降らせた。和歌山も中紀で大雨や洪水の警報が出た。龍神では270.5mmの降水量があり、6月としては史上最高の降水量だったようだ。日高川も増水したが、切目川のほうが水位の上がりが大きかったようだ。美里や古井で避難勧告が出たが14時頃解除された。15時頃古井の切目川を見に行ったが、深山橋付近では堤防ぎりぎりまで濁流が逆巻いていた。
幸い、田圃に流入するほどでなかった。
幸い、田圃に流入するほどでなかった。
日陰で湿った石垣に生えているのをよく見かける。どんな形で根を下ろしているのか・・・今度じっくり観察してみよう。瀧法寺(りゅうほうじ)の手水所の背後の石垣に多く群生していた。花は小さいがたくさんついているので目立つ。花にグッと近づいて見ると、左右相称形といい、花弁の赤い斑点といい、なかなか魅力的である。柱頭が2本あることに今回初めて気がついた。