野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

極楽浄土の陰で

2011年06月29日 | 動物
極楽浄土のように見えて、現実には一つの生態系である。食う食われるの厳然とした関係が成立している。美しい花の陰でカマキリが花に訪れたミツバチをとらえてむしゃむしゃと食んでいた。
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極楽浄土

2011年06月27日 | 植物
北塩屋の蓮池で舞妃蓮が咲き乱れてる。非常にたくさんの蕾をつけており、それが今日あたりから一斉に開花し始めた。毎日倍々に開花数が増えてる。舞妃蓮は大賀蓮とアメリカ黄花ハスとの雑種。アメリカ黄花ハスは現天皇がアメリカから持ち帰られた。皇太子(現天皇)→大賀一郎→阪本祐二のルートで手渡され、阪本祐二が昭和40年代初めに大賀蓮と交雑し舞妃蓮が作出した。開花二日目の閉じるさいに屈光性でねじるようなさまが、あたかも美人(皇后様)の舞姿のように見えるので、こう名付けられたようである。雑種強勢で旺盛に成長し花つきも良好である。一見の価値はある花である。
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西山にかかる雲

2011年06月26日 | Weblog
台風5号が中国沿岸を北上中である。その影響で南から高湿度の空気が西日本に入ってきている。日ノ御埼から西山でその空気が一気に上昇して雲になるのだが、今回の雲は相当大きくて高かった。昨日の18時過ぎに撮影したが、雲が何層にもなって堆く積み上がっているようであった。
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ネジバナとシジミチョウ

2011年06月23日 | 植物
自宅の周りの空き地でネジバナが咲き始めた。細長くてこれだけ撮ると何か物足りなさを感じるのだが、ちょうどベニシジミが羽を休めていたのでそっと近づいて1枚撮らせてもらった。
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霧か雲か霞か 

2011年06月21日 | Weblog
19日の朝、白馬の峰は北から越えくる雲におおわれて辺り一面雲とも霞ともつかぬ水滴におおわれ濛々としていた。
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川霧

2011年06月19日 | 植物
梅雨の朝、川面を霧が静かに流れていく。
百人一首(元は千載集らしい)にある権中納言定頼の
「朝ぼらけ 宇治の川霧 たえだえに あらはれわたる 瀬々の網代木」を思い出した。
これは冬の歌で写真には網代木もないが、雰囲気は一致するのではないだろうか。
 
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古日高湾

2011年06月11日 | Weblog
大雨の影響で和田不毛(わだぶけ)一帯が冠水していた。もともと低地であるためちょっとした大雨で冠水は免れないが、このように一帯が水浸しになっているのは、初めて見る。いわゆる洪積世のころはこんな光景であったのではないだろうか。当時はまだ煙樹ヶ浜が形成期にあり、海がこのあたりまで侵入し古日高湾を形成していたと、御坊市史だったろうか書かれていたように記憶する。たぶん日高高校地学部の研究によるものだろう。
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増水

2011年06月11日 | Weblog
昨日から梅雨前線が近づいて九州から東海まで大雨を降らせた。和歌山も中紀で大雨や洪水の警報が出た。龍神では270.5mmの降水量があり、6月としては史上最高の降水量だったようだ。日高川も増水したが、切目川のほうが水位の上がりが大きかったようだ。美里や古井で避難勧告が出たが14時頃解除された。15時頃古井の切目川を見に行ったが、深山橋付近では堤防ぎりぎりまで濁流が逆巻いていた。
        
幸い、田圃に流入するほどでなかった。
        
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開花前

2011年06月10日 | 植物
雨粒をまとったオリエンタルポピーの蕾がじっと開花の時を待っているかのようだった。
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日陰に生える

2011年06月07日 | 植物
日陰で湿った石垣に生えているのをよく見かける。どんな形で根を下ろしているのか・・・今度じっくり観察してみよう。瀧法寺(りゅうほうじ)の手水所の背後の石垣に多く群生していた。花は小さいがたくさんついているので目立つ。花にグッと近づいて見ると、左右相称形といい、花弁の赤い斑点といい、なかなか魅力的である。柱頭が2本あることに今回初めて気がついた。
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