関電雲

台風一過。塵も水蒸気も吹き散らされ久々にクリアな光が降りそそぎ夏らしい一日になった。
夕方風もやんで火力発電所からはき出される水蒸気が煙突３倍ほどで雲になっていた。

水辺の貴婦人 セイタカシギ

今朝田園地帯を歩いていると、湛水した休耕田に見慣れない鳥がいた。脚が長いのでセイタカシギだろうとカメラを構えたが、すぐに気づかれ飛び去った。セイタカシギは図鑑等で知ってはいたが直に見るのは今回が初めて。惜しいと思いつつ湛水田をすぎてしばらくすると貴婦人は戻ってきた。身をかがめカメラの狙いを定めてシャッターを切りつつ近づいていった。結局50m以内には近づけず、写真はセイタカシギの周りを切り取って拡大した。まぁそこそこの画質かな・・
カメラを構えると同時に飛び上がった。


採餌行動。何を食べてるのか。写真では判明しない。


すらっとした姿態は貴婦人にふさわしい。


生物多様センターによると、「日本では、1960年頃まではきわめてまれな鳥であったが、その後は徐々に記録が増え、越冬の記録も報告された。」とのことだ。しかし日本のレッドデータ検索システムでは環境省カテゴリ： 絶滅危惧Ⅱ類（VU)となっている。幸い和歌山県ではレッドリストには入っていないようだ。

うねり

非常に強い台風１５号と大型で強い台風１６号が北緯１０°から２０°付近でヘアピンカーブを描いている。
その影響で紀州沿岸には大きなうねりが押し寄せてきている。

煙樹ヶ浜

台風１５号、１６号がはるか南で日本列島を窺っている。
そのためか日本列島には停滞前線が発生し蒸し暑さ１２０％だ。
今朝の煙樹ヶ浜は水気濛々でまさにその名を示していた。

伸びに伸びた200cm

煙樹ヶ浜の墓場近くにタカサゴユリの群生がある。ここは地味が豊かで少々暗く光を求めて上に伸びるためか、非常に背の高い個体が見られる。先ほど横を通ったときにスラリとした美人が見えたので寄って高さを測ったらちょうど２ｍあった。ギネスものかもしれない。

花の命は短くて

美しくつややかな花びらも、数日たてばこのようになって落ちてしまう。儚いかな・・・しかし、センチな人間様の思い込みをよそに植物はせっせと種子を大きくし子房に栄養（このユリは必要ないか）をため込んでいく。神奈川県鶴見高等学校のHPをみると、タカサゴユリの種子数は一つの花で1000個ほどになるらしい。花を多くつける個体では1万個近くになると云う。

まるでキノコ雲

猛暑いつまで続くのやら・・昨日の正午ごろふと空を見上げたら原爆炸裂でできたかと思われるきのこ雲ができているではないか。入道雲は14時頃から夕方にかけて発達するのだが、正午にここまで発達するとはいかに暑いかだ。ほどなく遠雷が聞こえ雲底が広がり灰色になったが当地の上空まで広がることなく消えてしまった。

色づく暈

昨日、所用でＪＲを利用することがあった。初島を過ぎたあたりでふと空を見上げると暈がでているではないか、しかも内側がやや色づいている。太平洋高気圧がどんど居座っているので抜けるような青空が広がるはずだが、空の様相はどこか秋めいている。

逞しき美人

８月に入りあちこちでタカサゴユリが咲き始めた。
朝、花の先端がちょこっと開き


翌日には満開。

鈍い色

高温高湿度でで舞あげられた塵が水蒸気と相まって短波長の光をカットするのか今夜の月は赤かった。2013年4月27日の月に比べればその程度は低い。