野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

越方発電所のソメイヨシノ

2009年03月29日 | 植物
今日、日高川を遡ったところ、川の対岸でソメイヨシノが満開になっているのが目に入ってきた。越方発電所(旧美山村)である。あまりに見事だったので、立ち寄ってしばし観賞した。斜光線で花びらが輝き、時に吹く一陣の風に花びらが散るさまはとても風情があった。
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枝垂れ桜と三重の塔のコラボ

2009年03月28日 | 植物
ソメイヨシノはまだだが、枝垂れ桜はほぼ満開状態である。道成寺三重の塔を後ろに配してみた。
サクラの品種は多数あり、どれがどれだか判定する力は私にはない。シダレザクラはウバヒガンの変種らしい。先の入相桜はエドヒガンだそうだ。
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入相花王

2009年03月28日 | 植物
昨年は、4月5日にアップしている。今年はサクラの開花が早いので入相桜も満開になっているのではと朝早くから見に行ったが、6,7分咲きといったところであった。「桜」のことを「花王」と表現されるくらいであるから、やはり何かしら魅力があり気になるサクラである。
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環水平アーク

2009年03月26日 | 色と光
昨日のことになる。午前10時頃南の空に環水平アークが現れた。空一面が巻層雲におおわれていたためである。巻層雲は六角板状の氷の結晶(氷晶)が浮かんだ状態である。氷晶が一種のプリズムとなって通過する太陽光を分光する。それが環水平アークである。環水平アークは太陽の下にでき、天頂アークは上にできる。2007年9月28日に見事な環天頂アークが同じところで見られた。
http://blog.goo.ne.jp/kny0516/e/61e56988ba0a820f26eca0d74cca8d69
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断崖絶壁

2009年03月24日 | Weblog
先日、田辺市の高雄山を周回している途中に東麓でそれは見事な絶壁に出くわした。下に川が流れていて河床から測った高さが100mはあろうかと思われる。地元では昔から講をつくってここを修験道の場としていたようだ。絶壁の中ほどに浅い洞がありそこに役行者の像を祀っているようだ。撮影したデジタル映像を拡大してみると、たしかに石像らしきものがある。
これほどの絶壁は地質学的に特異なところかと思って地質図を見てみたが、そうではなかった。しかし一種の断層のように思われるが、いかがだろうか?地質図によれば、音無川層群羽六累層上部層とややこしい名のついた地層で、約6000万年前に堆積したようだ。
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ひろうおもひやらる

2009年03月21日 | 歴史
みなべ町の千里海岸は、熊野街道のひとつである。つまり熊野詣での人々はこの浜を歩いたのである。宗忠卿をはじめ、後鳥羽院や定家卿もこの浜を歩いて熊野に向かった。
清少納言は「枕草子」に『千里の浜、ひろうおもひやらる』書いているらしい。彼女の時代はまだ熊野詣では盛んではなかったし、ここへも来たことはなかったはずだが、この浜のことは都まで伝わっていたようだ。ここはウミガメの上陸地としても有名である。
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馬酔木(アセビ)

2009年03月20日 | 植物
「池水に 影さへ見えて 咲きにほう 馬酔木の花を 袖に扱入(こき)れな」万葉集 大伴家持 馬酔木は万葉人には愛されたが、古今、新古今の歌人にはほとんど注目されなかったようだ。美しい花なのに・・・
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しきしまの

2009年03月17日 | 植物
今回も朝日にほんのり染められるヤマザクラを撮ってみた。朝日にほんのり紅く染まるさまに惹かれシャッターを切った。バカの一つ覚えでヤマザクラとくれば、宣長の「しきしまの やまとごころを 人問はば 朝日に匂ふ 山桜花」 しか知らない。先の大戦中に、国定初等国語教科書に『さしのぼる朝日の光に輝いて、らんまんと咲きにほふ山桜の花は、いかにもわがやまと魂をよくあらはしてゐます。』と「勢い」、「豊麗さ」を強調しているが、ソメイヨシノにイメージを重ねているのではないだろうか。麗しいもののどこか慎ましやかさを漂わす。それがヤマザクラの美、大和魂ではないだろうか。
大平は「うるはしきよしなり」とさらっと解釈したと云われる。
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ねがはくは

2009年03月16日 | 植物
家の近くのヤマザクラが満開を迎えた。望月はもう過ぎたが、西行法師の「ねがはくは 花のもとにて 春死なむ その如月の 望月のころ」にならってヤマザクラに月をあしらってみた。歌は夜の情景なのだろうが、月夜とはいえ闇にサクラは不気味な感じになるのではないか・・・
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春の夕焼け

2009年03月15日 | 色と光
前の書き込みから1か月以上が経った。この1月、予期せぬ出来事が次々に起こった。一時は万事休すと思われる局面もあったが、何とか切り抜けることができた。気がついたらヤマザクラは咲いているし、夕焼けもすっかり春の様相になっている。季節の移ろいの速さを今回ほど感じたことはなかった。
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