野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

ヤマボウシ

2012年05月30日 | 植物
散歩途中、庭先に咲いている花が朝日にあたって美しかったのでカメラを向けた。当初アメリカハナミズキかと思っていたが、歴とした日本産(朝鮮半島から中国にも分布)の樹木であった。学名も‘Benthamidia japonica’で種小名がまさに「日本産」なのである。ついでにだがアメリカハナミズキも間違いで正確には「ハナミズキ」もしくは「アメリカヤマホウシ」が通称なのだそうだ。白く花弁に見えるところは苞である。
もひとつついでに。一青窈さんのヒットソングに「ハナミズキ」があるが、「薄紅色の可愛い君のね」がハナミズキを彼女(?)に重ねたところのようだ。一見恋の歌のようだが、実は9.11に思いを込めて作った歌なんだそうな。
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大アーチ

2012年05月29日 | 色と光
今夕、寒冷前線でもなく、ましてや温暖前線でもない。小1時間ほど激しい雨に見舞われたが、雨が終わらんとするときに南西の方向に大きなアーチができていた。稲妻がアーチに向けて走るシーンも見られちょっとした気象ショーであった。それにしても今年は変な天気が多いように思う。
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地味な花

2012年05月28日 | 植物
触るとかぶれるとされるハゼノキの花である。この花の写真を見てピンと来る方は、かなり植物に詳しい人だろう。
雌雄異株でこの花は葯があるから雄花。おしべの横で外側に反っているが一応花弁なのだそうだ。
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梅の実の稔るころ

2012年05月27日 | 植物
そろそろ梅の実が大きくなってきた。もうすぐ梅雨である。この実は梅干し?梅酒かな?
ところでシャンソンに「サクランボの実る頃」という歌がある。ジブリ映画「紅の豚」の挿入歌になった歌だ。甘く切ないメロディーと歌声は甘美な世界に誘うが、実は「パリ・コミューンの悲痛な思い出と深く結びついて」いるのだそうだ。
http://la-chansonet.com/CagazeFiles/cerises.html
歌はやはり加藤登紀子さん。
http://www.youtube.com/watch?v=RwGrz6to1Rk
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Annular solar eclipse

2012年05月21日 | Weblog
「金環日食」の英語はメディアでほとんど聞くことがなかったのでgoogle英訳で引いてみた。
朝、東が開けていて7時前に欠けはじめが見られたが上空の積雲に入って全く見えなくなった。しかし金環食に入る前から雲が切れてきてなんとか金の輪を見ることができた。ビデオ等で日食の映像は何度も見たことはあるが、やはり見え方は小さいながら本物の姿は感動的であった。
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ばっちり

2012年05月13日 | 動物
シオカラトンボが池の上でやや長めのホバリングをしていたので、狙ってみたらばっちり撮れていた。正面からも狙ったがやはりトンボは目が良いからか私の存在に気がつくようですぐに位置を変えてしまう。
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ノイバラ

2012年05月13日 | 植物
今年も風薫る季節となった。さわやかな朝、散歩途中でノイバラの懸崖があり、もう何度も撮影した花なので通り過ぎようとしたがついついカメラを向けてしまった。
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海岸を彩る

2012年05月12日 | 植物
今海岸ではハマエンドウが濃い紫の花をつけている。老眼のせいか撮影時には花びらの濃い条線がわからなかった。こうして見ると歌舞伎の隈取りに似ているような・・・さしずめ「いよっ!ハマヤ」だろうか。
               
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不気味な雲

2012年05月12日 | Weblog
今日は朝から寒かった。西高東低の気圧配置で北風がビュンビュン吹いた。毛羽だった黒雲が北から南に流れていたが、その様や何かしら不気味なのである。連休中に東日本で竜巻被害があったが、またどこかで気象災害が起こる予兆かも知れない。
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謎の生物 コウガイビル

2012年05月09日 | 動物
もうかれこれ30年ほど前になるだろうか。切目川上流の川又観音さんの境内で一度見たきりである。川又観音社叢のような湿潤な森でしかお目にかかれないと思っていたが、我が家の近くにもいたのである。いつもの散歩道を這っていた。ふつうならミミズと見過ごすが、独特の頭に気がついて撮影とあいなった。ネットで検索しても種が特定できない。研究が進んでなくて種のラインアップもできていないようだ。ウッキペディによると、写真の個体は体長は6cmほど。成長初期かこれが本来に大きさなのかは不明である。 ウズムシ綱(渦虫綱) ウズムシ目(三岐腸目) コウガイビル亜目(陸生三岐腸亜目)コウガイビル科 コウガイビル属 Bipalium sp. だろうか。
ヒルとついているが、分類学的にはかなり遠い。再生能力の高さで生物学の教科書には必ずといってよいほど載っているウズムシ(プラナリア)に近縁である。
コウガイとは「笄」で髪結いに使う道具らしい。頭の形から連想され名付けられたのだろう。
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