野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

シイ大開花

2008年04月29日 | 植物
やはり5月に近づくと太陽高度が高くなり、日中の気温もうなぎ上りである。それにつれさまざまな花が開花しているが、とりわけシイの花が爆発的ともいえる開花状態である。山の至る所で黄緑色の花がモコモコと盛り上がっている。臭いの発散も激しく、夜風に乗って漂い、私の部屋にも忍び込んでくる。
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2008年04月29日 | 色と光
昨日の12時45分頃、空に大きな暈が出ているのを知らされた。あいにく最短距離が準広角のコンデジしかなかったので、それで撮影した。空には巻層雲だろうか灰色になるくらい厚く広がっていた。暈の内部が淡く橙から黄色に分光してなかなかきれいであった。そばにいた者が花粉でも起きるそうだと言っていたが、花粉粒子なら光が散乱してこのようなまとまった光学現象を生じないと思うのだが・・・・
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過剰虹

2008年04月19日 | 色と光
今朝、西に虹のアーチが架かっていた。四分の一円程度であったが、その脚元が異常に太かった。青帯が一番内側になるのだが、その内側に、何本もの帯ができている。ネットで検索してみると、どうやら、光の干渉でできる過剰虹のようだ。
http://www.lummox.net/celestial/20030914.htm
http://www.bioweather.net/column/weather/contents/mame064.htm
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年年歳歳

2008年04月14日 | 植物
自宅近くのマルバヤナギの新緑が見頃になった。昨年は4月21日にアップしているが、今年は新緑の展開が少し早いように思う。私はサクラの花を見るより、この新緑を見て1年が巡ってきたことを強く感じる。「年年歳歳緑相似 歳歳年年人不同」だろうか。
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ゴンパチ

2008年04月13日 | 植物
正式名は「イタドリ」。根に薬効があるところから「痛取」とか表皮から糸状のものを採るから「糸取」との謂れがある。漢名は「虎杖」。いやはや大げさな名である。枕草子にも『いたどりはまして虎のつえとかきたるとか。』とあるようだ。
ともかく、成長が速くみるみる背丈を伸ばしてゆく。出たての茎は皮をむいて塩漬けにして食べるのだが、街中育ちの私はあまり口にしたことがない。
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虹の欠けら

2008年04月08日 | 色と光
昨日の夕方、雨が上がると同時に西の空が開け、まだ黒い東の空に大きな虹のアーチが現れた。そこは大型量販店の駐車場で撮影ロケーションとしてはよくなかったので、視界の開けた日高川堤防に出た。しかしアーチはみるみる短くなり、撮影場所に着いたときは、みてのとおりの虹の欠けらになってしまっていた。虹のような大気光学現象は見たその時が撮影のチャンスなのだ。
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花發多風雨

2008年04月07日 | 植物
近くの神社の馬場のソメイヨシノが満開である。しかし「花ひらけば風雨多し」のごとく今日は低気圧の通過で強い風雨に見舞われた。絢爛たるサクラの花もこれで色あせてしまうのか。
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入相桜

2008年04月05日 | 植物
紀州は道成寺の境内に数百年前から植えられているというエドヒガン。かつてここに鐘楼があったことから名付けられたと考えられる。これは私見。鐘楼跡は三重の塔の横にあるが、現道成寺当主から、かつてはこの付近にあってここがまさに安珍清姫物語のクライマックスの舞台だったのだそうだ。文楽の日高川入相花王(ひだかがわいりあいざくら)はこの桜に因んで名付けられた。坂東玉三郎が演じた「日高川入相花王」はYouTubeにアップされている。
http://youtube.com/watch?v=Zef4KsgqhAE&feature=related
きわめて由緒のあるサクラであるが昭和の初期に台風で折れてしまった。しかし再び根本から芽を吹き今のようになったなったようである。清姫の執念を思わせるサクラである。
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霧の朝

2008年04月02日 | Weblog
今朝、自宅裏の谷間には淡い霧が発生しちょっぴり幻想的な雰囲気を醸し出していた。
昨夜、雨が降り湿度が高くなっているところに無風状態。そこへ春の日射しが射し込んで霧を発生させたのだ。
蛇足ながら、昨夜のにわか雨に触れておく。
昨夜9時頃だったろうか。突如遠雷が聞こえた。弱い冬型の気圧配置で寒冷前線は通過していないのにおかしいと思い、近畿レーダーで雲の動きを見てみた。北西の季節風が所々で小規模の雨雲を発生させながら南に流れている。その中に日高町で急に雨雲になる様子がとらえられた。たぶんそれが雷雲となったのだろう。こんなことはあまりなかったのだが・・・北海道標茶町の地吹雪といい、気象は牙をむき出しはじめている。
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