ジュズダマは遠い昔に日本に渡来した帰化植物だそうだ。いつの時代かは諸説あって不明。ハトムギと同属でそれが野生化したものかも知れない。原産も中国南部からインドといわれる。
この花の写真を撮っていてふと気がついたのだが、小穂がいわゆるジュズダマから出てその付け根に二本の柱頭らしき物が出ている。いったいどういう事?ネットや図鑑を調べてみると、白い2本のモール状はやはり柱頭であった。その上の小穂の中には雄しべが入っているのだそうだ。しかも丸い物は子房ではなく苞で子房はその中に収まっているらしい。イネ科の花として非常に特異なのだそうだ。いやはや植物の世界は奥深い。