野ゆき山ゆき海邊ゆき

日々の生活の中で出合う自然や民俗、歴史遺産を記録します。主な舞台は和歌山県中部。タイトルは佐藤春夫の「殉情詩集」より。

佐井の鳴滝

2010年11月29日 | 歴史
中木の大銀杏の前を日高川が流れるが、ここは往年の筏流しの難所であった。この難所で技を磨いた筏師は、かつては海を渡って朝鮮半島鴨緑江でも活躍したという。比較的穏やかな流域が多い日高川だが、ここは例外的に奇岩怪石を切り裂いて流れ下っている。いかにも難所らしい光景だが、今は水量が少ないので怒濤逆巻く中を筏が下ったなんてちょっと想像し難い。
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旧中津村の大銀杏

2010年11月29日 | 植物
先ほどからテレビを見ていると、古座川町光泉寺の子授けイチョウが見頃だというニュースが何度も流れていた。高さが30m幹周り7m樹齢400年。映像を見ると大きな気根が何本も垂れ下がっている。実に堂々とした立ち姿である。
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=179552
日高郡にもそれよりやや小振りになるが、樹齢300年高さ25mの大銀杏が旧中津村中木にある。郡内では最大の銀杏とされている。中木の森の一角に2本が並んで立っており北側の株は根もとより5本に分かれている。5本まとめると幹周りが7.2mになるようだ。
先週その横を通ったとき、色づいてきていたので先の週末が見頃だと思い見に出かけた。南の株はちょうど見頃だったが北側の銀杏は葉をほとんど落としていた。落とした葉の量といい枝を広げた姿といい実に壮観であった。
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キミガヨラン

2010年11月28日 | 植物
君が代蘭というから、皇室と関係ありかと思いきや、種小名の‘gloriosa’が由来であるようだ。見た感じアフリカ産のような感じがするがアメリカ南部原産だそうだ。日本には明治の頃入るが、今は野生化してそこかしこで見られる。5月と11月の2度咲きだそうだ。
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有明の月

2010年11月28日 | 色と光
抜けるような青空のもと風車の向こうに有明の月が西に傾いていた。
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強風

2010年11月23日 | Weblog
昨夜からの雨が止んだと思ったら、朝から強い風が吹いた。北の空には衝立をたてたような雲が湧き上がり南西に流れていた。上空の風が強いのか雲が渦を巻くようにしながら流れてゆく。
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春の花なのに

2010年11月23日 | 植物
ホトケノザは典型的な春の花であるが、当地では晩秋から開花を始めるようである。彼らのとって当地の冬の寒さなどは恐るるに足らぬのだろう。
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黄色いすだれ

2010年11月23日 | 植物
昨年は11月29日に「懸崖仕立て」でアップしている。林の縁にすだれを垂らすように花をつけている。壮観と言えば壮観である。このタイキンギクは年々生育範囲が広がっているような気がする。
日本では紀伊半島と四国の一部にしか生育しない希少種である。ここは、日高郡誌だったかに生育地として記録されていないちょっとした隠れスポットである。
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淡い夕暮れ

2010年11月07日 | 色と光
今日は立冬。気圧の谷に入り朝方小雨が交じったが終日どんよりとした天気であった。そのためか日没頃の西の空はほんのりとピンク色に染まっていた。
北西の風が吹き、ちぎれ雲が北から南へ流れその間を夕日が射し込んでいくといった冬らしい光景は今しばらく先のことだろう。
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雌刈萱

2010年11月06日 | 植物
ややこしい名前である。「メガルカヤ」が正しい読み方のようだ。山上憶良の歌に詠まれた秋の七草には入っていないが、この草も入れた秋の七草もあるようだ。典拠不明ながら「萩・尾花・桔梗・刈萱・女郎花・葛・藤袴」を言う場合もあるようだ。何処となく風情がある草であるhttp://www2u.biglobe.ne.jp/~houmei/kasi/sonono_aki.htm
環境省のレッドデータには入っていないが、京都府では準絶滅危惧種に指定されているようだ。
私はオガルカヤは見たことはないが、写真で見る限りどうして雄雌対比にしたのだろうか・・・メガルカヤの方がたくましい姿をしている。分類学上も別属である。


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かぎろひの季節

2010年11月03日 | 色と光
2007年1月の私のブログでも述べているが、写真のような現象を私は「かぎろひ」と考えている。良く晴れた夜明け前に良く現れる。今朝名、昨日まで冬型の気圧配置が緩んで大陸性の高気圧が足を伸ばして良く晴れた。
http://blog.goo.ne.jp/kny0516/e/c2c91b7e1a7c4c8158abcc9ca4c155fb
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