今朝はいくぶん和らいだような気がするが、寒気が依然居すわっている。上空には氷の結晶がばらまかれているようで、今朝は久々に太陽柱を拝むことができた。出勤途中だったので、路肩に車をおいての撮影で送電線が入ったりとベストショットではないが記録としてアップしておく。
ツルウメモドキはごく普通の低木である。近くの川を流れる堤防に生えていてこの季節になると小さいが鮮やかな赤い種子がよく目立つ。これを見ると冬の到来、年の瀬の押し詰まりを感じる。
一昨日から冬型気圧配置になり、大陸から冷気が吹き込んだ。暖かい海面に冷気がいすわることによる異常屈折で生じるのが浮島現象である。今回浮きの程度は軽微であったが、対岸で白煙を吐く橘湾火力発電所の煙突がよく見えた。2008年2月24日の「三基揃い踏み」の記事をご覧下さい。
http://blog.goo.ne.jp/kny0516/e/0c2722de293a5aa6ac2967481b47174b
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月と来れば雁だが、紀州に雁が飛来するのはごく稀である。今朝海岸に散歩に出てみると西の空に大きな月がぽっかり浮かんでいた。海岸ではたくさんのトビが群れ飛んていたので、月とトビの組み合わせが面白いのではとバッグからカメラを出したとたん、トビが撮ってくれといわんばかりに月の周りを飛び始めた。なかなかイメージした構図にはならなかったが、月と鳶の組み合わせも風情があるではないか。
夜明けは日の出30分前が美しいというが、今日の東の空はそうであった。ほのかに美しいといった程度であるが、日の出のほぼ30分前頃の雲をピンクに染め上げていた。日の出が近づくにつれて色が褪せ何の変哲もない雲になった。
朝焼けとくれば東の空が相場だが、昨日から弱いながら冬型の気圧配置になり紀伊水道に流れ込んだ筋状の雲が高く広くなりそれに朝の赤い光が映えていた。実物はもう少し落ちついた色調なのだが、最近のデジカメはリアルさよりも見た目美しく撮る処理がされているせいで鮮やかに写っていた。
6月の初めにつける小さな紫色の花は艶やかでも華やかでもないが、楚々とした美しさがある。半年を経てようやく実が熟したようだ。丸くて白い実もとりわけ目立つものではないが、空間に巧みに広げた枝から整然と実がたれる様は看過できずついついカメラを向けてしまう。
「夕焼け空がマッカッカとんびがくるりと輪をかいた・・」夕焼けとんびの冒頭部である。カラスと並んで身近な鳥で平々凡々のイメージがぬぐえないが、こうして飛び上がる姿を見るとちょっぴり精悍でクマタカやオオタカの姿にちょっぴり重なる。