ソメイヨシノにさくらんぼ！

　時間があっという間に進み、今日から6月です。制服を着る職場などの人たちは今日から衣替えですが、こっちはもうとっくに長袖はさらばしてます。昨日は天気が悪く東京は最高気温も21度台でしたが、今日はまた晴れて夏日になってます。温暖化のせいか季節が先へ先へと進むような昨今、衣替えももう少し融通を効かせていい時代かもしれませんね。4月、5月だって暑いんですもの。

　春に楽しませてくれたサクラもすっかり葉っぱに覆われてますが、駅前のサクラの木を見たら、えっ、さくらんぼが生ってるよ！いっぱいの葉の間に小さい実がたくさんぶら下がってます。普段食べることのあるさくらんぼに比べればずいぶんちっちゃな実ですが、サクラの木に生ってるんだからサクランボに違いないよね。ソメイヨシノは花を楽しむもので実は生らないというのが当たり前で、あっちの並木、こっちの並木も実なんて生ってません。実際、実が付くこともあるのだろうかと調べてみました。

　ソメイヨシノは観賞用に作られたいわゆるクローン、つまり接ぎ木で増やす木なので、ソメイヨシノ同士では受粉できないそうで、これでは実は付きません。ただし、近くに違う品種のサクラがあるとそちらの花粉で受粉することもあるといいます。このサクラの場合、まあまあ近いと言える牧野記念庭園の多品種のサクラか、もっと近くに別のサクラがあるのかもしれませんね。ただ実は美味しくはないそうです。