蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

石岡の街並  石岡市

2014-09-29 22:31:30 | 古民家、庭園
夕暮れ直前の時刻に石岡に辿り着いた。この町は、大正・昭和の看板建築が残る街として知られている。


この黄昏れた空気が良い味を出していると思う。看板建築ができれば、17世紀イタリアのロッジア風の様式もお手の物である。


二階の格子戸が見事な東京庵。お蕎麦屋さんである。
昭和初期の建物のようである。その当時、蕎麦屋の二階と言えば・・・
格子戸の意味が知れよう。


石岡を代表する看板建築に、蔵造りの店が並ぶ。
幸いな事にこの街の交通量は限られていて、休日の夕暮れ時でもそんなにあわだたしい思いをしなくても、建築物の全景を撮影できる。


丁字屋さんは昭和4年の大火以前から残る唯一の民家である。




通り庭から、見物客を無料で受け入れている。夕暮れ時でも、一声かければ町家造りの古民家の内部を見学できる。




一階の奥座敷。座敷の更に奥には別棟の蔵がある。別棟にするのは延焼を防ぐ為であろう。蔵の前は今は井戸があるだけだが、その昔は坪庭が設けられていたのではないかと推察する。
向かって左側には、通り庭が蔵まで通っている。




急な階段を上れば、二階には更に拡張高い座敷が控えていた。
これ程の規模の床の間を造るのは、何かいわくがありそうである。



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2 コメント

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Unknown (雪だるま)
2014-09-30 05:57:15
行ったことはありませんが
こちらは茨城県の石岡ですか?

それだとしたら
大都会のほんのすぐそばに
まだこんな景色が残された町があるのだと
感心してしまいます
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Unknown (kikouchi)
2014-09-30 23:37:36
>雪だるまさん、こんにちは
はい、茨城県の石岡市です。
街の中心部は交通量も少ないですし、建物として特別に古いものが残されているわけでもないのですが、全体としていいい雰囲気を残していると思います。
しかし、石岡市は大都市のすぐそばという程に、東京に近い場所にある訳でもないです。割と普通の地方都市ではないかと・・・

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