
池田町は鯖江市から東方面、険しい山を登った高台にある。森林などの自然が豊かだが、冬場は降雪量も多く雪下ろしが必要になるという。この山深い里に、平家の流れをくむ梅田家が倶利伽羅峠の戦いの後に居を構えたという。
梅田家は正面に濠を持つ。この庭は原則公開の庭なのだが、手入れの都合などもあり今年は5月2日から11月29日まで公開されるという。

この家の庭は、門を入って直ぐの表庭とでも言うべき平庭と、家の奥にある林泉庭園様式の主庭の2つに分かれている。写真は、門近くから平庭を見渡したもの。平庭の奥には瀧がみられる。

平庭手前にある三尊石組。



正面入り口(庭園公開時でも閉じられている)近くの石組。アクセントとして様々な色の葉を持つ庭樹が庭園のところどころに配置されている。根拠もなく空気がきれいな所ではないと育たないのでは、などと感じた。



平庭奥の瀧。池田町は水が豊かな場所なので、もしかするとこの瀧は自然の流れを引いただけで人工の手がかかっていないのかもしれない。


瀧の手前の左右に置かれた亀石組と鶴石組。亀の方は手前に子亀がいるのがわかる。

鶴石組の近くの竹垣を超えると、主庭に入る。

主庭は建物に沿った細長い池を中心にまとめられている。

家から見て池の奥には富士山のような形の築山が配され、その麓に本尊石が据えられている。


庭園内を動けば、築山と本尊石の関係が変化して、様々な姿を見せる。


さらに視点を広角にすれば、ご覧の通り。とても豊かな庭園が形作られている。


先ほどの本尊石以外にも、随所にシンボリックな石組が配置されている。


山深いこの土地に、文化的にこれ程高い庭を造り、また維持するのは実に大変なことだろうと思う。

主庭を後にしても、これはという景観が開ける。
梅田家は正面に濠を持つ。この庭は原則公開の庭なのだが、手入れの都合などもあり今年は5月2日から11月29日まで公開されるという。

この家の庭は、門を入って直ぐの表庭とでも言うべき平庭と、家の奥にある林泉庭園様式の主庭の2つに分かれている。写真は、門近くから平庭を見渡したもの。平庭の奥には瀧がみられる。

平庭手前にある三尊石組。



正面入り口(庭園公開時でも閉じられている)近くの石組。アクセントとして様々な色の葉を持つ庭樹が庭園のところどころに配置されている。根拠もなく空気がきれいな所ではないと育たないのでは、などと感じた。



平庭奥の瀧。池田町は水が豊かな場所なので、もしかするとこの瀧は自然の流れを引いただけで人工の手がかかっていないのかもしれない。


瀧の手前の左右に置かれた亀石組と鶴石組。亀の方は手前に子亀がいるのがわかる。

鶴石組の近くの竹垣を超えると、主庭に入る。

主庭は建物に沿った細長い池を中心にまとめられている。

家から見て池の奥には富士山のような形の築山が配され、その麓に本尊石が据えられている。


庭園内を動けば、築山と本尊石の関係が変化して、様々な姿を見せる。


さらに視点を広角にすれば、ご覧の通り。とても豊かな庭園が形作られている。


先ほどの本尊石以外にも、随所にシンボリックな石組が配置されている。


山深いこの土地に、文化的にこれ程高い庭を造り、また維持するのは実に大変なことだろうと思う。

主庭を後にしても、これはという景観が開ける。
よく見つけられましたね。
庭の手入れをしていたおばちゃんに伺うと(とても素敵な感じの方でした)、この屋敷の主は、普段は違う場所に住んでいるが用事があればこの家に戻ってこられるそうですので、個人宅のようです。
こちらは国の名勝に指定されていますので見つけるのは、全国の庭歩きの本でも見れば簡単ですが、公開される日が少なく、見たいみたいと思いながら、2年間待ってやっと中へ入ることができました。
ちょっと容量の大きめの写真を並べて迷惑かも知れませんが、その2年分の思い入れがこもっているとお許しください。
ここに庭園があることは知っていたのですが、
こんなにまで凄いとは@@;
近いうちにたつやも行ってきます。
東京の人に教えてもらえるふるさとの宝です^^
石組もちゃんと配されているし、
苔の生え具合もいい感じです。
福井の名庭の一つですね。
ただ、
人止め柵と看板が残念です。
庭園の景色を壊してしまっています。
何とかした方がいいと思いますね。
国の名勝に指定されていますのでそれなりの事はあるのだろうと思っていましたが、予想以上の素晴らしい庭でした。
このようなレベルの高いものが、山里にひっそりと隠れているのを見つけたりしますと、それこそが醍醐味のような気がします。
個人所有のお庭のようですので、庭を荒らされないためや、庭を理解してもらうためのコストも公の予算から出すようにはいかないのでしょう。
まあ、それにしても看板は止めた方がいいように思われますが。
また、紅葉の季節に訪れたい庭です。