蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

妙成寺  羽咋市

2010-05-11 21:34:47 | 古民家、庭園
建立は日蓮上人に纏わる12世紀後期だが、現在残る建物の殆どは江戸初期のものである。それでも、加賀前田家御用大工の手になり、桃山からの華麗な伝統を伝えると言われる。


二王門からして17世紀前半の作。角のすり減った石段がよく調和する。




北陸地方唯一の五重塔。1618年の建立。


17世紀後半に建てられた丈六堂。左右の墓石の正面には、南無阿弥陀仏とのみ刻まれ、家名は側面になる。


17世紀前半の本堂、祖師堂。いずれも茅葺きで、屋根のそりも優美に感じられる。


京都から移築されたとも伝えられる三十番神堂。このお寺の建物は、この環境によく馴染んでいる感じがする。


17世紀半ばの建築の書院。




書院の前にはそれなりの奥行きのある庭が広がる。本来は、池庭ではなく枯山水であったようだ。




池の脇の木立の間から見通す塔こそが、この庭の一番の見どころだろう。


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4 コメント

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Unknown (おーちゃん)
2010-05-12 08:46:34
石川まで来られていたのですか?
そろそろキス天の季節ですね。(笑)

Unknown (kikouchi)
2010-05-12 21:09:38
>おーちゃんさん
夏場の白キス、大いに期待しております。
数百キロを遠しとせず、です。
Unknown (j-garden)
2010-05-13 05:29:13
敷地が広いお寺ですね。
以前、ちょっとだけ北陸の庭園巡りをしましたが、
広大な敷地を有するお寺が多かったように思います。
建物にも歴史の重みが感じられます。
お庭が垣根で仕切られ、
なんか隅のほうに追いやられているような印象なのが、ちょっと残念です。
園路を回したためでしょうが、
もう少し、池の手前のスペースを広くとって垣根を回せば、
そんな印象にはならないんですけど…。
Unknown (kikouchi)
2010-05-13 23:08:45
j-gardenさん
広々とした敷地に、屋根のそりの美しい建物がせいせいと立ち並び、実に気持ちのいいお寺です。
庭については同感で、追いやられた印象はぬぐえません。昔は池庭ではなく枯山水だったというのですから、池の手前の灌木ももっと少なく、枯山水と書院の間には白砂が敷かれていたのではと想像します。

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