17世紀半ばに、奈良興福寺に建てられた茶室である。明治の初めに東京国立博物館が購入し、移築された。
茅葺きの侘びた茶室ではあるが、その名のごとく窓が見せる多様な姿が素晴らしい。
窓の形とともに、そこから窺える世界も姿を変える。
手水鉢は10世紀の石塔を利用した、四方仏水盤と呼ばれる形式のもの。
腰掛待合は、明治の始めのものだが、茶室のスタイルを踏襲している。
昔の庭の面影を残すのは、築山と池の一分くらいだという。
おそらく、この辺りなのだろう。
茅葺きの侘びた茶室ではあるが、その名のごとく窓が見せる多様な姿が素晴らしい。
窓の形とともに、そこから窺える世界も姿を変える。
手水鉢は10世紀の石塔を利用した、四方仏水盤と呼ばれる形式のもの。
腰掛待合は、明治の始めのものだが、茶室のスタイルを踏襲している。
昔の庭の面影を残すのは、築山と池の一分くらいだという。
おそらく、この辺りなのだろう。
名園なんですけどね。
残念です。
なにしろ上野戦争の舞台ともなりましたから、寛永寺自体の殆どの伽藍が焼失してしまったようです。
現在の東京国立博物館は寛永寺の本坊跡後だそうで、明治政府がいかに徳川を排斥したか、の生の姿が窺われます。