寿司屋さんのネタケースは神秘のおもちゃ箱だ。
ここにある素材と包丁使いで、まったく想像もできなかったようなものが供される。
カウンターでつまみをいろいろ注文し、ゆっくり酒でくつろぐのも素晴らしいだろう。しかし、財布の事情もあって、そんなにくつろぐのは難しい。
それよりも、つまみ無しで握りから始める方が私の個人的な気象には合っているようだ。
握り8カンコースを注文すれば、前回は切れていて食べられなかった寒びらめから始められて、おそれいった。
このお店の包丁仕事は実に丁寧で、寿司が実に食べやすい。
ちょっと漬け込んだ感じの赤身も、鮮度抜群の南蛮海老も実にハンサムである。
御主人が最後に付ける醤油で味はぴったりと決まる。
これは泣かせの生うに。この味、みごとの一言。
太刀魚は酒蒸しだろうか、温かいネタとしてホロっと口の中で崩れるようなシャリが相手。
本当に柔らかな口触りだが、寿司を持つのが大変。
イクラの軍艦巻きを挟んで、穴子もシャリがほぐれる手法が使われている。
お店の中を把握しきった気配りがないと、これは出せないだろう。
締めの玉子焼きに、南蛮海老の味噌汁。
出汁が見事だった。
ここにある素材と包丁使いで、まったく想像もできなかったようなものが供される。
カウンターでつまみをいろいろ注文し、ゆっくり酒でくつろぐのも素晴らしいだろう。しかし、財布の事情もあって、そんなにくつろぐのは難しい。
それよりも、つまみ無しで握りから始める方が私の個人的な気象には合っているようだ。
握り8カンコースを注文すれば、前回は切れていて食べられなかった寒びらめから始められて、おそれいった。
このお店の包丁仕事は実に丁寧で、寿司が実に食べやすい。
ちょっと漬け込んだ感じの赤身も、鮮度抜群の南蛮海老も実にハンサムである。
御主人が最後に付ける醤油で味はぴったりと決まる。
これは泣かせの生うに。この味、みごとの一言。
太刀魚は酒蒸しだろうか、温かいネタとしてホロっと口の中で崩れるようなシャリが相手。
本当に柔らかな口触りだが、寿司を持つのが大変。
イクラの軍艦巻きを挟んで、穴子もシャリがほぐれる手法が使われている。
お店の中を把握しきった気配りがないと、これは出せないだろう。
締めの玉子焼きに、南蛮海老の味噌汁。
出汁が見事だった。