林 富永邸の母屋の周りには広々とした平地が広がるが、全体に年代のついた木々に覆われているためか、午後早々の時間に日陰になってしまう。
富永家は幕末から明治にかけて、名外科医として名を成した。
そのためなのだろうか、この舘は主玄関から訪問客を招き入れる。
主玄関を役人専用にして、それ以外の日常の出入りには脇の戸を使わせた庄屋の家とは発想が違う感じがする。
今年の紅葉の色付きは今一つであったが、母屋西側に紅の姿をみる事ができた。
書院は日常に使われている形跡を留めながら、この舘の所有者の趣味の良さが感じ取られるあしらいであった。
この庭の苔の手入れは素晴らしい。
雪深い土地だからなのか、複雑な形を示すもみじを背景に、石燈籠が映える。
この舘の庭は、廻遊というか散策に向いている。
平坦なような庭は、実は段々畑のような構造になっていて、主庭園より少し下がった位置からの眺めが最も美しいように思う。
半年待って、桜の頃にまた訪れようと思う。
富永家は幕末から明治にかけて、名外科医として名を成した。
そのためなのだろうか、この舘は主玄関から訪問客を招き入れる。
主玄関を役人専用にして、それ以外の日常の出入りには脇の戸を使わせた庄屋の家とは発想が違う感じがする。
今年の紅葉の色付きは今一つであったが、母屋西側に紅の姿をみる事ができた。
書院は日常に使われている形跡を留めながら、この舘の所有者の趣味の良さが感じ取られるあしらいであった。
この庭の苔の手入れは素晴らしい。
雪深い土地だからなのか、複雑な形を示すもみじを背景に、石燈籠が映える。
この舘の庭は、廻遊というか散策に向いている。
平坦なような庭は、実は段々畑のような構造になっていて、主庭園より少し下がった位置からの眺めが最も美しいように思う。
半年待って、桜の頃にまた訪れようと思う。