麻生藩家老屋敷 茨城県

茨城県の東寄りにある霞ヶ浦という大きな湖の、南側に麻生という町がある。現時点で総理大臣を務めておられる方とはあまり関係はないようだ（少なくともパンフレットには記載されていない）。




麻生家は外様の小藩であったが、建長9年（1604年）以来、明治の廃藩置県までこの領地を維持してきた。
麻生藩陣屋は既に失われ、一時は旧制高校となったそうだ。今に伝わるのは、家老の屋敷のみである。


江戸時代末の建物だが、茅葺の屋根が柔らかい曲線を描く。


この日は不思議に空気が澄んだ印象のする日で、夏の最後の日差しが照りつけた。