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なんとかしたい大阪府

2008年01月19日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 昨夕はJR福島駅前で大阪府知事選挙の宣伝活動に参加。寒風吹きすさぶ中、メガホンの声をバックに道行く人にビラの手渡しである。駅の入り口を起点に4方向からの人の流れがあり、それぞれに駅から出てくる人、駅に入る人、その前を通過する人などが入り乱れており、どこで撒くかが難しい場所なのだ。とても寒いので、大方の人が早足で行き来する。両手をポケットに入れたり、荷物を持ったり、携帯で話していたり、自転車に乗ったり、話に夢中になっていたり・・・、なかなかすんなりとはビラを受け取ってはもらえない。それでも1枚1枚差し出すたびに「府知事選候補の●●です」と声をかける。ビラには、どれもが府民の暮らしから練り上げられたすぐに実現されるべき候補者の公約が簡潔にわかりやすく書かれ、手にした人ならだれでも納得いく内容のものばかりである。だからといってその候補に入れてくれるかどうかはわからないが、こうして呼びかけて関心を持ってもらうことは大事なこと。少しずつではあるが用意したビラが減っていく。「がんばってや!」「応援してるで~」など幾人かの人から声も掛けられた。中には「ホテル阪神はどこ?」「厚生年金病院はどう行ったらいいのん?」など道案内を尋ねる人もいる。開始から1時間余りが経過、冷たさに手がかじかみ、メガホンの声もかすれてきたころ、用意したビラはほぼ配布が終わった。


 今日は午後、梅田阪神百貨店前で行われた府知事候補の街頭演説会を聴き行く。大勢の人が陸橋、、階段、歩道、そこかしこにあふれ、今回の選挙への関心の高さがよくわかる。応援弁士が語るこれまでの大阪府政のいい加減さ、さらに関西財界のせこさに失笑した。


 1.大企業誘致補助金制度というのがあって、1社あたりの限度額は15,000,000,000円。(おお、この0の数の多さに驚く!)この額は全国一多いという。12月に太田知事は堺にやってくるシャープに交付を決めたがその額は関連会社を合わせると33,000,000,000円。府民一人当たりの負担額は3,750円、4人家族では15,000円になる。交付の理由は雇用が増えるとのことだが、以前1,000,000,000円もらった三洋電機が雇った正社員はたったの11人だったという。なんということ! 今度シャープの製品を買ったら15,000円をまず値引きしてもらおうではないか!(そういう問題ではないが)


 2.関西財界の有力者たちが「要望」をもとにある候補者を応援しているが、「関経連意見書」というその中身が笑える。「大企業の地方税をタダにしろ」「社会保険料の企業負担をやめ、すべて本人負担にしろ」「医療費の自己負担を5割にしろ」「残業代をゼロにしろ」…などだそうで、こういうことをぬけぬけと口にする企業の経営者たちとはいったいどういう人たちなのだろうかと考えてしまう。

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