私は 絵が好き。
日本画も大好きだけれど
一番好きなのは、フランスの画家、コロー。
今回 上野の西洋美術館で コローをやる、と聞いて
少し驚いた。
→「コロー 光と追憶の変奏曲」
会期:6月14日~8月31日、
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)

ケータイで写した、入り口にある ロダンの『地獄門』。
コローだけで美術展をやってくれたことは
今まで 私の記憶では 一度もないからだ。
これは行かねば!
ということで、先週、
私にしてはあり得ないくらい、素早く! 出かけてきた。
コローと言えば、風景画だ。
今回、「コローのモナリザ」

とか言って、
人物画家としてのコローにも焦点を当てられている。
確かに コローも それなりの人物画を描いている。
ただし 親しい人の肖像しか書いてこなかった、というところが
へそ曲がりのジョルジュとしては 気に入っているエピソードだ。
けれど、誰が何と言おうとも、
コローは、風景画がいい。
私は 久しぶりのコローの風景画に接して
感動で泣きそうだった。
鼻がつ~んとして 目頭はジワジワ、身体はフルフル。
だって、だって、
あの、あこがれの、コローの絵が、
すぐ目の前にあって、
それはもう、
手で触れそうなくらいの そこにあって、
時として ガラスのはまっていない額入りの場合は
本当に 絵筆のタッチを 指でなぞれそうなくらいで、
本当に 本当に
画家が絵筆を載せる、滑らせる、動かす、そんな様子が
目に見えそうなくらいで、
身体が フルフルしてしまうのだ~!
でも よく見たかったから、泣かずに頑張ったよ(笑)。
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796~1875)。
可哀相に、ずいぶん長ったらしい名前だね(涙)。
彼の風景画は 湿気を帯びている。
森の木々、遊ぶ少女や少年、
そして ほとんど必ず、どこかに 輝きを放っている水面がある。

『モルトフォンテーヌの想い出』
それは、河だったり 湖だったり 池だったり。
その水の風景が 私のDNAを刺激するのかなあ?

何しろ、これが
私の生家の辺りの風景(ただし、田んぼを除く)だ!(爆)
今回 初期の作品をたくさん並べて見ることができて
印象がより深くなった。
けれど 晩年の作品の良さが より際立つように思えた。
晩年に近づくにつれ、コローの絵の中の 木々の枝先はボンヤリしてくる。
このボンヤリが 他の画家と比べても いっそうボンヤリなので
私のボンヤリの血が騒ぐのかもしれない。。。?
ミレーも クールベも人気があるけれども
コロー、私は この人の絵が 一番好き。
まだまだ会期は続くので
興味のある方は、ぜひ 上野へ!
日本画も大好きだけれど
一番好きなのは、フランスの画家、コロー。
今回 上野の西洋美術館で コローをやる、と聞いて
少し驚いた。
→「コロー 光と追憶の変奏曲」
会期:6月14日~8月31日、
会場:国立西洋美術館(東京・上野公園)

ケータイで写した、入り口にある ロダンの『地獄門』。
コローだけで美術展をやってくれたことは
今まで 私の記憶では 一度もないからだ。
これは行かねば!
ということで、先週、
私にしてはあり得ないくらい、素早く! 出かけてきた。
コローと言えば、風景画だ。
今回、「コローのモナリザ」

とか言って、
人物画家としてのコローにも焦点を当てられている。
確かに コローも それなりの人物画を描いている。
ただし 親しい人の肖像しか書いてこなかった、というところが
へそ曲がりのジョルジュとしては 気に入っているエピソードだ。
けれど、誰が何と言おうとも、
コローは、風景画がいい。
私は 久しぶりのコローの風景画に接して
感動で泣きそうだった。
鼻がつ~んとして 目頭はジワジワ、身体はフルフル。
だって、だって、
あの、あこがれの、コローの絵が、
すぐ目の前にあって、
それはもう、
手で触れそうなくらいの そこにあって、
時として ガラスのはまっていない額入りの場合は
本当に 絵筆のタッチを 指でなぞれそうなくらいで、
本当に 本当に
画家が絵筆を載せる、滑らせる、動かす、そんな様子が
目に見えそうなくらいで、
身体が フルフルしてしまうのだ~!
でも よく見たかったから、泣かずに頑張ったよ(笑)。
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー(1796~1875)。
可哀相に、ずいぶん長ったらしい名前だね(涙)。
彼の風景画は 湿気を帯びている。
森の木々、遊ぶ少女や少年、
そして ほとんど必ず、どこかに 輝きを放っている水面がある。

『モルトフォンテーヌの想い出』
それは、河だったり 湖だったり 池だったり。
その水の風景が 私のDNAを刺激するのかなあ?

何しろ、これが
私の生家の辺りの風景(ただし、田んぼを除く)だ!(爆)
今回 初期の作品をたくさん並べて見ることができて
印象がより深くなった。
けれど 晩年の作品の良さが より際立つように思えた。
晩年に近づくにつれ、コローの絵の中の 木々の枝先はボンヤリしてくる。
このボンヤリが 他の画家と比べても いっそうボンヤリなので
私のボンヤリの血が騒ぐのかもしれない。。。?
ミレーも クールベも人気があるけれども
コロー、私は この人の絵が 一番好き。
まだまだ会期は続くので
興味のある方は、ぜひ 上野へ!
私もわからないなりに展覧会へは足を運んでいますが、ジョルジュさんとは絵の好みが似ているようです。
泣きそうになった気持ちはわかります。私も経験があります。絵ではありませんが自然写真家の星野道夫氏の写真展です。
感動して涙が出そうになったのはまだこの人だけです。
星野道夫公式サイト
http://www.michio-hoshino.com/
おまけ
コローの絵をたくさん見られるサイトがありましたよ。
http://www.salvastyle.com/menu_realism/corot.html
scopsさんと 絵の好みが似ているなんて 光栄です!(そういえば 日本画も?)
星野道夫。
忘れません。
見に行きました。
東京の、あれはどこだったでしょう? 亡くなられてからの写真展です。
素晴らしい写真の数々に魅せられて 絵葉書を何枚も買い込み、
他にも何か欲しい!と思って 亭主にTシャツを買いました。
当時 太っていた亭主に 大判の白熊のTシャツです(笑)。
それを見ると 私は(勝手に)白銀の世界の白熊君を思い出していたのですが、すでにボロボロになって 雑巾に化けました。
あの時も 私が勧めたのに とうとう亭主は行きませんでした。
最初に興味を示したのは 亭主だったのに。
見に行ってよ! といろんな人に勧めたかったのですが ぶろぐなんてものはなかったし。。。
ただ 星野さんの写真を知る人は みんな 「あれはいい!」とわかってくださいます。
scopsさんも 考えれば当然ですが わかってくださるひとだったんですねえ。
(東京も。。。ですけど)
生まれてから最初に行った美術館がたぶんココで、
私もこの時期の画家の絵が好きでした。
「モルトフォンテーヌ・・・」さんとは、以前何処かでお目にかかっています。
何処でだろ?(笑
今は、心静かになる絵より、元気になれる絵がお気に入りです。
「気」が不足してるんです、私。
今の私が西洋美術館に行きたい理由は
あの建物がコルビュジエ設計だから。。
うんと好きとは言えないけれど、
絵も音楽とも時々はご挨拶を交わすような、
若いときからずっとそんな仲ですが
建築への興味は、家を建てることになってから。。。で、まだ日が浅いです。
美しいものはたくさんあって、
その美しさをそれぞれの感性で表現する人もたくさんいて
それを思い出させてくれるジョルジュさんの文章を読むのがとても楽しいです。
朝のひと時、良い時間が過ごせました。
ありがとうございます。
私はお気に入りの作品に出会うと尻尾がパタパタするし、
ある画家の展覧会で脳貧血を起こしたこともあり(絵の強さに当たったのです、たぶん)
あるコンサートの後、武道館の階段を思い切り踏み外して転んだこともあり(汗
付き合う人にとっては迷惑な女です。
何度も何度もコローが混じった展覧会に出かけましたので
もう 何時 何処でだったのか? まったくわかりません。
というか、それくらい昔なのです・・・(苦笑)。
私は 建築よりも はっきりと モネやコローやミレーなどの絵が好きで
でも行けば松方コレクションの中のロダンなどにも圧倒され、一方 日本の彫刻家の彫刻にも魅入られて、と 時間がかかって大変なので 滅多に常設展には 足を伸ばしません。
ただ 私の“絵画”の原体験は 松方コレクションにあるので いつでも心で繋がっていられる、と信じ込もうとしています。
私としては 良い物に触れた時に 尻尾がパタパタする人とお付き合いするのは すごく楽しくて嬉しくて望ましいと思っています。
きっと そう思ってらっしゃる殿方も 結さんのお傍の方以外にもたくさんいらっしゃると思うのですがね。
私の 一方的な感動のトロにおつきあいいただき、ありがとうございました。
私の“フルフル”が少しでも伝わっていたなら とても嬉しいです。
何故なんだろう どうしてそうなるんだろう?
ヒントは本文中の
「すぐ目の前にあって、
それはもう、
手で触れそうなくらいの そこにあって」・・
に ありそうな気がした。
不遜かもしれないけど、その一瞬には コローはジョルジュさんのために ジョルジュさんに会うために描かれたのかもしれないから。
「タッチを 指でなぞれそうなくらいで、画家が絵筆を載せる、滑らせる、動かす、そんな様子が目に見えそうなくらい」な ジョルジュさんにしか ジョルジュさんだから フルフル出来るんだろうね。
arfaにも そんな僥倖が訪れるだろうかしら。まあ今のままでは 無理だね。ということはずっと駄目だってことだ。
コローの 手の動きや 色を載せるときの息づかいや コローの神像のドキドキなんかが
時空間を越えて 今 ここにあるような。。。
そんなドキドキ、ふるふるなんでゴザイマス。
arfaさんは きっとarfaさんのフルフルが これまでもあったし
これからもきっと訪れることと思います。
頭のてっぺんにあるアンテナが 私はコローなどの絵や コローのような風景や それから古い日本的なもの、などなどに反応するし
鬼太郎は妖怪に反応するし・・・
arfaさんは何でしょうね?・・・・・・・・・美女?(笑)