ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

町の歴史館

2007-07-15 | なんでもないこと
これも5月。

亭主に 半ば 無理矢理?連れられて 埼玉県に行った。

寄居という町だ。

ここの歴史資料館(→鉢形城歴史館)で
特別展がある、というのだ。






ノコギリソウ

  



実はこれより前、
亭主は 宇都宮の県立博物館に行くつもりだった。

前々から「絶対に行くからな!」と宣言していた。

宇都宮なら ちょっと足を伸ばせばいいし、

なにより会期が長いから
きっと行けるだろう、と私も思っていた。

そしたら、とんでもなく忙しかったので
とうとう行けないまま 会期が終了してしまったのだった。

亭主は相当悔しい思いをしたのだろうと思う。



私の美術館と同様、
亭主の博物館・歴史館も 
長いこと 私たちの暮らしと 縁がなかった。

それだけ 仕事に夢中になって これまで突っ走って来たのだけれど

子どもも大きく(充分に!)なったし
たまには 仕事を休んで そういう所へ行くのも勉強だし
何より、これも 仕事の内だと思う。



実際、亭主の<例の請け負い仕事>の仲間のひとり、T君は
「仕事だと思わないと、行けませんよ!」
とか何とか言って、
日本全国の博物館・資料館を飛び回っていて、

目録を何冊も買ってきては
歴史好きな仲間に配っているのだという。

そして 近年 仕事を一緒にやるようになって
「歴史好き仲間」のひとりに
亭主も 目出度く 加えてもらえたわけだ。

宇都宮の催し物も 彼に教わった。



寄居町の催し物は また別の人から。

なんと、ご親切に、
「こういうのがあるよ。」と パンフレットを郵便で送ってきてくれた。

歴史好きの人って、変な嗅覚がない?(笑)

悔しいから? これだけは見に行くぞ。

そんな強引さで 私まで付き合わされたが
ドライブとして 知らない町へ行くのは 楽しい。

もう少し早い時間に行ければもっとよかったが
仕事の来客を一件済ませて 
「それッ」という感じで出かけた。



県立の博物館と比べちゃいけないが、
こぢんまりとした、立派でキレイな歴史館。

一所懸命に整備している感じがする。

説明もわかりやすくて、
小・中学生の 郷土史の勉強には 最高にいいに違いない!

あっという間に見終わって(苦笑)、
周辺を散策。

お城の跡地にできたらしく(→鉢形城
場所はいい。

すぐ裏には川が流れ、その 崖っぷち。

難攻不落のお城だった?






「それッ」と出かけたから? デジカメを忘れ、ケータイで撮影。
歴史館の、すぐ裏手の様子。





帰り道、腹ペコで 美味しいおそばをすする。

「意外と近いな!」

「・・・・・・(そうでもないよ。)・・・うん。」

「俺、年取って暇になったら
 こういうのにハマると思うんだよ。」

本当に亭主は 楽しそうで 嬉しそう。

久々の休日って感じ?

「こういうのって?」

「つまり、歴史館とか、博物館とかさ。
 
 暇ができたら
 あちこち見て歩きたいんだよ。」

ああ、T君みたいにね。

「面白いよ。

 俺、きっと飽きないと思うんだよ。」



ハイ、ハイ、勝手にハマってくださいよ。

私には その 博物館の庭の、植物の方が、ずっと面白いよ。

周辺のハイキングコースの方が よほど魅力的だよ。

でも ずっと家に居っぱなしの人生はつまんないから、
できたら 今すぐにでも ハマっていただきたいんですけど。

ねえ。

いつになったら 暇ができる?

70になってから?

私は、今すぐでもいいよ?



亭主には この後も 超多忙な日々が待っていたのであった。。。


4 コメント

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思ったときがその時です。 (山八屋)
2007-07-15 19:11:33
私は、義母を見ていて絶対あの人のようにはなりたくない。と思っています。

嫁にきてから、波乱万丈の人生を送り、自由を知らないで家のために脳梗塞になる日まで働いて、病気になってから暇な毎日を過ごしているのです。

暇って自分でつくるものだって事を義母に教えてもらいました。
でも、思い通りに過ごせないのは皆同じでしょうね。
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ドキドキものだったんですよ! (ジョルジュ)
2007-07-15 22:06:05
休日というものがありませんので、
昼前から 家に鍵をかけて留守にする、というのは。

でも 思い立ったら 出かけないと、本当に一生 (それこそ、病気になって暇になるまで)家から出られません。

それに 何と言っても 歴史館に行くときは 歴史に詳しい人を引っ張って行って 解説を頼むと 面白いんです!

たまにはこうして 出かけたいなあ、と思いました。
思い通りにいかないのは世の常だとしても
いつか 悠々自適の日々がやってきたら・・・!
楽しみにしていようと思います。
それから、歩けるように足を鍛え続けなければ。
私も 実家の母のような一生は できれば送りたくないのです。
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仕事 (とほ)
2007-07-16 03:13:30
サラリーマンだと定年があって、嘱託社員でも数年やって・・・
なんて、だいたい決まってますが、
自営業だと、リタイアの時期って自分で決められるのでしょうか・・・・

忙しいばかりで儲からない仕事をこなすダンナさん、
乞われて嫌と言えない方のような印象を受けました。

>俺、年取って暇になったら
恐らく、年取っても頼られて暇にならない気がします。
この先、ダンナさんが本当にやりたいことがやれるといいですね。
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Unknown (ジョルジュ)
2007-07-16 11:18:04
お、ウチの亭主に好意的なコメントですね?
オトコはオトコの味方? 同病相哀れむ?(オトコはビョーキじゃない?)

昔から 「ウチは70で定年にしようね。」と(私は)は話していました。
定休日がないので それを楽しみに生きて来ました・・・大げさ?

乞われれば・・・「引き受けざるを得ないだろう!」とエバって
ニョーボを巻き込んで 仕事に精を出しそうな亭主ではありますね。。

亭主の夢は 本を一冊書いて出すこと、だそうですので
叶うとしたら 私は その間 どこかに飛んで行って
邪魔しないようにしないと(笑)。

とほさんだったら 器用だから いろんなことを頼まれて
やはり忙しくなりそうな気がします。
家庭菜園を充実させても 忙しくなりますね。
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