ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
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いろんなことについて、考えたい。

ベビーシッター

2015-09-07 | こどものこと
新聞に ベビーシッターの費用を所得控除する、
という記事を見つけた。

昨日の朝刊だ。



「内閣府は、
 
 会社員のベビーシッター代の一部を
 所得控除できる仕組みを

 2016年度税制改革改正要望に

 盛り込んだ。


ベビーシッター代の一定額を
所得から差し引き、
課税対象額を少なくする。

ベビーシッターを利用しやすくすることで、
少子化対策につなげるとともに・・・(略)」(9月6日朝刊第4面)






確かに、ベビーシッターを利用できるのだったら、
私は 理想の「4人の子供」生活に進むかどうか、
悩んだかもしれない。

そして、結局 ふたりしか産まなかっただろう。



ベビーシッターを利用するなんて、贅沢だ、
という思い込みがある。

実際に 高額な場合が多い、と 上の記事にある。

払えなかった。

若い頃の私たちには。

どんなに 私の体の具合が悪くても。

なんとかしていた。

そんなものだと思っていた。



保育園に通わせるようになると、
朝が遅い私たちと
朝が早い(実は、それが普通)保育園との
時間のギャップは辛かった。

ようやく送り出して ホッとしていると
「お熱が〇〇度ありますから、
 迎えに来てください」
という電話をいただいた時の、ガッカリ感!




テレビで 『37.5度の涙』というのが始まった時、
そんなこんなを思い出していた。



やはり、子供に仕事の足を引っ張られる、
と感じる人は まだ多いだろうと思う。

そして、そのほとんどは、女性なのだろうと思う。



そんな中、
ベビーシッターの利用に
所得控除が利用できるようになったとして、
働く女性達は
どの程度 ラクになるのだろうか?

私は 熱があっても預かってくれる保育園、
休日でも普通にやっている保育園が欲しかった。





今 転勤で関西に住む娘に 子供ができたとしたら
産休明けから 子供を預けて
働き続ける事ができるだろうか?

彼女の勤務先は 平日が休みだ。

何を考えたのか、土・日は休めない仕事に就いている。

そして 御多聞にもれず、
共働きでなくては、やっていけない。



「女性活躍促進」を受けて
娘が職場でも輝き続けてくれる事を願っている。

けれど 
彼女が 自宅に帰った時に
輝きを失って くたびれ果てている様子は
想像したくない。

まして
子供や夫が 疲れて機嫌の悪いママに
失望したり げんなりしたり 気を使っている様子なんて。



家庭は 女性が輝いていてこそ、楽しいものになる。

主婦が イキイキ家事をこなしているからこそ、
そこは至福の憩の場所になる。

オンナが人生を楽しんでいるからこそ、
オトコは自己実現を目指す事ができる。

世界を輝かせるもの、それこそは オンナなのだ。



と思っている(思いたい)私を、
ベビーシッターの記事は
「う~~~ん」
と唸らせた。

「う~~~ん」である。



女性は、子供が嫌いな人を除いて、
子供を産み、育てる楽しみを
味わってみてもいい、と思っているに違いない。

ぜひ、いっぱい産みたい!
と思っている女性だって、いると思うのだ。

彼女たちを躊躇させているもの、
それって、
もっと単純なのではないかな、とは
感じているのだが、
言葉としては出てこない。



ま、産んだら産んだで、なんとかなるよ!(笑)



4 コメント

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その記事は ()
2015-09-07 21:16:13
見てないですが、少子化だからこうすれば、子どもを産もうと言う女性が増えるのではないかと、考えることは考えないよりはいいかもしれませんが、お金とか、保育施設とかも大事だけど、子どもを取り巻く環境というか、
格差社会の中で、ますます格付けがはっきりするような学校や会社、いじめ問題も、ますます陰湿化しているようなニュースを聞くにつけ、これから子育てをしていくのは大変だろうと思ったりしています。
政府は、女性も働くべきだ(税金を払う人になる)と言う方針ですが、ベビーシッターが必要な間だけ、母親が安心して子育てをして、3・4歳ごろになったら、職場復帰できると言う選択肢もあっても良いと思う私です。
色々補助するお金を、お母さんに補助してやればいいのにと思います。

マタハラが問題になっているようでは、少子化対策以前の問題のように思いますね。
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政治家の考える事は (ジャジャ馬)
2015-09-07 23:44:42
その程度なんですね。
ベビーシッターなんて、セレブか高給取りの人しか雇えませんよ。
娘の四人目の流産早産騒ぎで、いろいろ調べましたが、結局両方のばあばががんばるしかありませんでした。
ハウスキーパーは家事だけしかしてくれないし、ベビーシッターは時給が凄く高いし、子育てしている女性の労働をお金に換算したら、それこそ高給取りになるでしょうね。
私も3歳まではお母さんが安心して子育てできて、そのあと社会復帰できるような社会がいいと思います。
家族みんなが美味しい食事を食べて、清潔な服を着て、清潔なシーツで眠ろうと思ったら、専業主婦でもいっぱいいっぱいですもの。
返信する
少子化 (とほ)
2015-09-08 07:06:35
原因はいろいろあるだろうから、いろいろな対策を考えることはいいことですが・・・・
確定申告がいるだろうし、面倒そう。
所得控除なんて、みみっちい話でなくベビシタ無料なんてどう?
2,3年での制度廃止を予想して、効果ないかもしれんけど。
 
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確かに。 (ジョルジュ)
2015-09-08 16:12:22
風さん、
マタハラ、私も昔々に受けましたけど(男性と女性の両方から)、
心が寒くなるものでした。
出産と同時に通勤が難しい所に引っ越して来てしまったので、
それは、まあ、いいのですが、
確実に職場復帰できる、という安心感があれば、もっと産める。
子供が急に熱を出しても、平気で出勤または休暇をとれる。
そんな職場だったら、どんなに良いでしょう!
それを引っ被る同僚が 嫌な思いをしなくて済んだら、どんなに気がやるまるでしょう!
存分に子育てを楽しめる職場環境だったら、もっと産みますよね?
それが、難しいんでしょうね。制度で後押しする事も。

ジャジャ馬さん、
ジャジャ馬さんは、大変な思いをなさったばかりでしたね。
もしかしたら、私も同じように 
関西まで 娘のために出向くようになるかもしれない、
と思ったのです。
仕事もあるので、常にO.K.とは言えないのは
バアバとしても寂しい事です。
でも 母となる喜び、子供と相対する幸せを 
娘たち夫婦にも味わってもらいたい。
給料は安い(笑)。
できる支援は なんでもしてやりたいと、頭では思っているのです。

とほさん、
消費税に段階をつけるのさえ面倒だっていうなら、
なるほど、収入を問わずに「ベビーシッター無料」はいいですね!
でも 収入に制限をつける、って言い出すんでしょうね(苦笑)。
いや、後から還付するってか!?(笑)
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