ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

さて、と。

2008-10-06 | 乳がん
ハッキリ言って、恐くはなかった。

あんなに、あんなに、恐いと思っていた転移だけど、
転移は、確かに、恐いけれど、
転移と聞いただけで やみくもに恐怖にかられる必要はない、と知ったから。

元気に? イキイキと 転移と付き合っている女性を
何人も知っているから。

私にだって、できる! と信じられた。



転移という(と思われていた)事実は哀しいけれど、
それほど大きな「どっこいしょ」がなくても、
対処していける、と思っていた。

「冷静に 慎重に そして 大胆に」
転移癌に挑もう、と思っていた。







新しい土を入れた土手には 新顔の植物が増えた。






さて、と。





では、どうするか。

主治医は もう少し リンパ節が大きくなるまで 数ヶ月待ってから、
手術して 取り出そう、と言う。

確かに、目の前に 癌の転移したリンパ節そのものがあるのだから、
その性質を 如実に調べることもできるし、
そういう意味での確実性はある。



数ヶ月 待つ、というのは、
今、5ミリ程度では、探し当てるのが難しいから、と言う。

昔ならば 
ハルステッドで 胸筋とかリンパとか 全部取っていたから、
私ならできるけれども、
今の若い人たちでは
そういう手術は やったことがないから、
もう少し大きくなるのを待たなくては 手術できない、
ということだった。

そう、
若い人たちに 温存術を広めた、張本人だったよね、先生は。

そうか。

そういう弊害があったのか(苦笑)。

まさか、先生が執刀する、ということは 
もう たぶん ないだろうし。

というか、外科の発想だね、先生(笑)。







赤紫蘇なんかも生えてきた。緑の土手に赤紫色はすごく鮮やかに見える。






でも、
数ヶ月待つ、というのは、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・怖いでしょ?

じゃあ、まず、どうしようか。



4 コメント

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再発 ()
2008-10-08 11:32:51
嫌な言葉ですよね。
結果良かってホッとしています。
再発でも治療方法はあるわけで、過度の心配をすることもないですが、折角終わると思っていた治療をまた続けなければいけないという気の重さはありますね。ガンに限らず、病気になるとそれにつぎ込む時間と費用。。。土手も良く見ればいろんな植物がありますよね。
ジュズ玉とか子供のころ見いていた植物はほっこりします。イシミカワはブドウ団子を思い出します。

食欲の秋、余分に食べたおまんじゅう一個分のカロリーだけでも消費するように歩かなきゃと思っているこの頃です(笑)
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ホンモノの再発だったとしたら (ジョルジュ)
2008-10-08 11:56:12
やはり つぎ込む費用と時間、これが一番大変です。
それと、家族にもマイナスの雰囲気を撒き散らしたことでしょう。
だって、病院に行って来る、それだけで マイナスの雰囲気に当てられますからね(苦笑)。

周囲数キロの土手の植物だけを観察していても 季節ごとに発見があって 楽しめます♪
植物は どんな植物でも(たいていは)皆それなりに美しい♬
イシミカワ、名前を知りませんでした。これも目を引く美しさです。
藪を歩く時には 気をつけないとひっかっき傷をつくりますね。

ブドウ団子、知りません。検索したら、徳島ではポピュラー、とわかりました。
似たものはあっても ちょっと違うかも?と思っています。
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気になっていました。 (ペパーミント)
2008-10-08 17:15:04
ジョルジュさん、再発していたんですね。

それにしても、今の医療は大きく変化しています。治療法が違いますね。

大きくなる数ヶ月は精神的に辛いのではないですか ?

お医者様に任せるしかないのでしょうけれど。
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あ、いや・・・(汗) (ジョルジュ)
2008-10-08 21:57:17
結局、転移じゃなかったようなんです。

ただ 数ヶ月間、大きくなるのをなにもせずに待つ、という方法は 慎重派の医師は取らないと思います。。
それは患者にとっても たまらない時間だと思います。

けれど 以前はできなかった治療ができ、以前は使えなかった薬が使えるようになっています。
私はまだ手術して6年未満、その間に 治療法はずいぶん変わってきています。
というか、範囲が広くなってますね。
やみくもに怖れてつつ主治医に治療を任せる、という時代ではなくなった、と実感します。
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