娘が幼稚園に入ったときに買った黄色の軽乗用車は、
スピーカーが壊れていた。
子どもたちの中学・高校同時入学の前の春に
今のコンパクト・カーに買い換える時には、既に。
黄色の軽は
自動車屋のアニキのところで
代車として活躍したその後で
免許をとった娘にと 無料で譲り受けたが
当然、CDプレーヤーは付いていない。
新車として購入した当時、
DCプレーヤーを取り付けるのに
5万円は上乗せしなければならなかった。
娘はCDをカセット・テープに録音して
テープレコーダーで聞く、ということをやっていたが
今度はテープレコーダーが壊れた。
音楽が大好きな娘は泣きそうだった。
そしてそのうちウィンカーが壊れた。
これはいけない。
娘のために買う車は 何色がいいだろう?(笑)
私は安全性を考えると 娘にも普通車を買ってあげたかった。
音楽の好きな娘のために、
音楽の再生機能を最大限に引き出せる車を、とも思っていた。
Sの稲本が宣伝してた車はカー・オブ・ザ・イヤーを取ったというし
Nからは学生にふさわしい名前の車が出ている。
Hからもいくつも小さめのかわいい車、
Tからもいいと思うものが新発売になった。
もちろん、、
Vの字が二つ横に組み合わさったもの、
丸と三角の組み合わせのもの、
カミナリが横に走ったもの、
丸いワッカが4つのもの、
丸い市松模様のもの、
などなど、
いいと思う車は多い。
要するに 私は
娘が乗るであろう車を
あれこれ考えては 楽しんでいた。
イバラキの亭主の実家まで
ナビを使って行くために借りたレンタカーは
私のコンパクト・カーの、出たばかりの新型だった。
当然の事ながら、
数段カッコいい。
「これ、いいねえ。これと同じものを。」
と注文する客が多いらしく、
自動車屋がレンタカーの斡旋も喜んでしてくれるのには
そういう理由があるのだそうだ。
「あれ、かっこいいねえ。」
と私が言うのを聞いて、
「奥さんの車を娘さんにあげて、
奥さんが新しいのを買ったらどうですか。」
と、アニキはうまい事を言って売り込む。
もしそうできたら、と娘も考えたに違いない。
「私、色はピンクがいいなあ~。」
だったら、私は・・・・・・赤!
ダークレッドが良かった。
「赤の時代」だったらしい(笑)。
だけど亭主が
ワンボックス修理中に代車として借りていた
ワゴンRを売ってもいい、という
アニキの言葉に飛びついた。
なにしろウィンカーまで壊れちゃったのだから、
急ぎたいのもある。
いや、それより金額が魅力。
まだ買ったばかり(黄色の軽を我が家に譲ってから)、
だから、ほとんど、新車!
そして、低燃費!
ただし 色は あまり可愛くない。。。
キーホルダーをプッシュして
ドアをロックorアンロックすると
ピカッとする、
ドアを閉めると
室内が徐々に暗くなる、
と 最新設備付きだが
色はとにかく、可愛くない。
娘はそんな愛車に
毛のフワフワを飾った。
なんか、くしゃみが出そうなのだが。
このフワフワ、
道を走っていて
対向車に同じようなのを見かけることがある。
いつものスーパーでも見かけることもある。
やっぱり、若いネエチャンの考えることは、わかんねー(笑)。
娘はこの愛車を駆って
さっそく遠乗りに出かけた。
「今、牛久(茨城県の)。」
「誰と?」
「Avrilと♪」
大好きなAvril LavigneのDCをかけ、
大声で歌いながらハンドルを操る娘が見えるよう。
その日 娘は 記念ドライブと称して、
亭主の実家まで日帰りで行ってきた。
予想外に運転の好きな娘になっていた。
2006年3月半ば、
娘の20歳の誕生日だった。
今ではipod ナントカとつなげて
ご機嫌な音楽環境にあるらしい。
ちょっぴり、うらやましい。
それでもやっぱり、その色は悲しい。
いちどターコイズ・ブルーのワゴンRをスーパーで見た時、
「ああ、せめてこんな色の車を
娘に買ってやりたかった。」
と思った。
「青の時代」に移っていたらしい(笑)。
これは、ゆうべの亭主との会話。
「きょう、バッグを買ってきたんだよ。」
「ああ、壊れちゃったやつの代わりか。」
「そう。ベージュのバッグの代わり。」
「何色?」
「ブルー!」
「お前、今、‘青’なんだな。」
あら、バレてる。
スピーカーが壊れていた。
子どもたちの中学・高校同時入学の前の春に
今のコンパクト・カーに買い換える時には、既に。
黄色の軽は
自動車屋のアニキのところで
代車として活躍したその後で
免許をとった娘にと 無料で譲り受けたが
当然、CDプレーヤーは付いていない。
新車として購入した当時、
DCプレーヤーを取り付けるのに
5万円は上乗せしなければならなかった。
娘はCDをカセット・テープに録音して
テープレコーダーで聞く、ということをやっていたが
今度はテープレコーダーが壊れた。
音楽が大好きな娘は泣きそうだった。
そしてそのうちウィンカーが壊れた。
これはいけない。
娘のために買う車は 何色がいいだろう?(笑)
私は安全性を考えると 娘にも普通車を買ってあげたかった。
音楽の好きな娘のために、
音楽の再生機能を最大限に引き出せる車を、とも思っていた。
Sの稲本が宣伝してた車はカー・オブ・ザ・イヤーを取ったというし
Nからは学生にふさわしい名前の車が出ている。
Hからもいくつも小さめのかわいい車、
Tからもいいと思うものが新発売になった。
もちろん、、
Vの字が二つ横に組み合わさったもの、
丸と三角の組み合わせのもの、
カミナリが横に走ったもの、
丸いワッカが4つのもの、
丸い市松模様のもの、
などなど、
いいと思う車は多い。
要するに 私は
娘が乗るであろう車を
あれこれ考えては 楽しんでいた。
イバラキの亭主の実家まで
ナビを使って行くために借りたレンタカーは
私のコンパクト・カーの、出たばかりの新型だった。
当然の事ながら、
数段カッコいい。
「これ、いいねえ。これと同じものを。」
と注文する客が多いらしく、
自動車屋がレンタカーの斡旋も喜んでしてくれるのには
そういう理由があるのだそうだ。
「あれ、かっこいいねえ。」
と私が言うのを聞いて、
「奥さんの車を娘さんにあげて、
奥さんが新しいのを買ったらどうですか。」
と、アニキはうまい事を言って売り込む。
もしそうできたら、と娘も考えたに違いない。
「私、色はピンクがいいなあ~。」
だったら、私は・・・・・・赤!
ダークレッドが良かった。
「赤の時代」だったらしい(笑)。
だけど亭主が
ワンボックス修理中に代車として借りていた
ワゴンRを売ってもいい、という
アニキの言葉に飛びついた。
なにしろウィンカーまで壊れちゃったのだから、
急ぎたいのもある。
いや、それより金額が魅力。
まだ買ったばかり(黄色の軽を我が家に譲ってから)、
だから、ほとんど、新車!
そして、低燃費!
ただし 色は あまり可愛くない。。。
キーホルダーをプッシュして
ドアをロックorアンロックすると
ピカッとする、
ドアを閉めると
室内が徐々に暗くなる、
と 最新設備付きだが
色はとにかく、可愛くない。
娘はそんな愛車に
毛のフワフワを飾った。
なんか、くしゃみが出そうなのだが。
このフワフワ、
道を走っていて
対向車に同じようなのを見かけることがある。
いつものスーパーでも見かけることもある。
やっぱり、若いネエチャンの考えることは、わかんねー(笑)。
娘はこの愛車を駆って
さっそく遠乗りに出かけた。
「今、牛久(茨城県の)。」
「誰と?」
「Avrilと♪」
大好きなAvril LavigneのDCをかけ、
大声で歌いながらハンドルを操る娘が見えるよう。
その日 娘は 記念ドライブと称して、
亭主の実家まで日帰りで行ってきた。
予想外に運転の好きな娘になっていた。
2006年3月半ば、
娘の20歳の誕生日だった。
今ではipod ナントカとつなげて
ご機嫌な音楽環境にあるらしい。
ちょっぴり、うらやましい。
それでもやっぱり、その色は悲しい。
いちどターコイズ・ブルーのワゴンRをスーパーで見た時、
「ああ、せめてこんな色の車を
娘に買ってやりたかった。」
と思った。
「青の時代」に移っていたらしい(笑)。
これは、ゆうべの亭主との会話。
「きょう、バッグを買ってきたんだよ。」
「ああ、壊れちゃったやつの代わりか。」
「そう。ベージュのバッグの代わり。」
「何色?」
「ブルー!」
「お前、今、‘青’なんだな。」
あら、バレてる。