ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

『魔法の杖』

2005-01-18 | 読書
当地を取り囲む山々は、
白い顔料を含んだ刷毛で
毎日 色を塗り重ねているかのように
少しずつ 白さを 増してゆく。




きょう 書店の店頭で
『魔法の杖』というのを 手に取った。
(ソニー・マガジンズ、2002・6・6、1800円)

この本の使い方:両手で本を持って深呼吸しよう
           ↓
        イエスかノーで答えられるような質問をします
           ↓
        本を閉じたまま、ここだと思ったところを 
        ぱっと開きます
そこにあるのが あなたの問いに対する答えです

とあるので、問いかけてみる。
そしたら 私の心に浮かんできたのは、
乳がんの事ではなくて、
「私は私らしく やりたいことをやって、
イキイキと生きていけるか」、
という質問だった。



開いたページには
「力のカードが出ました。
 あなたには きちんと整理して 
 やりとげる 力があります」
とあるではないか。

すっかり嬉しくなって、買って帰ってきた。
「力があるんだから、あとは 私の努力次第、よね。」
などと考えながら。



似たような本は 同じワゴンの中に
幾種類もあったので、
せっかくだから、全部開いてみた。
こちらは全部、私の乳がんは完治するか?
と問いかけた。

すべて、いいような事が書いてあったので、
アラ?
悪い事は書いてないのかな?
と、すこしがっかり。

今 帰宅して 『魔法の杖』をめくってみると、
必ずしも良いほうに解釈できる言葉だけではなく、
がっかりする言葉や 厳しい言葉も含まれている。
しばらくは、楽しいおもちゃになりそうだ。

店頭では 深呼吸もしなかったし、
片手で持っていたので、
後で 気合(?)を入れて、
やり直してみるつもり。