退院してきて しばらくすると 私は ピンク色が好きになった。
いや、もともと好きだったのだけれど。
女の赤ちゃんが身につけるような、薄い、ベビー・ピンク。
ピンク系の口紅が多かった、若い頃から。
それが 30代半ばを過ぎてから、
どうも 口紅のピンク色が 不自然に浮いて、気になるようになった。
だんだん くすんだピンクじゃないと 顔色に合わなくなった。
そうか、これが 姉の言っていた「くすみ」というやつか、
とわかったのは、40代になってから。
くすんだピンクのほかに、くすんだオレンジ系の色も 使うようになった。
口紅と同時に、衣服の色も、顔に合わなくなったりしている気がした。
どうしていいか わからないで 数年が過ぎていた。
それが、とにかく、ピンク色のものに目がいく。
そして、身につけたいと思う。
今までの事を考えると、それは 奇妙なくらいだった。
自分なりに考えてみると、
主治医に渡したメモの中の 1項目、
「月経がなくなったことによる、女でなくなったような 悲しみ」
に起因しているかな、と思えた。
ピンクと言う色は このごろは 似合う男の子もいるようだけど、
私の年代では、決して男の子には 着せない色。
ピンクを身につけるということは 私はまだ女よ、
と必死でアピールしたがっていた 私の心境だったかもしれない。
寒い冬には 花咲く春を待つ気分。
暖かな春には よりいっそうの 華やぎを。
そんな気持ちが ピンク色を求めさせていたかもしれない。
部屋の色は、暖色系と寒色系とでは
体感温度が 3度以上違ってくると言う話。
壁を ピンクに塗り替えることで、
体罰や鎮静剤でしか 沈める事が出来なかった凶暴な囚人達の、
暴力的・攻撃的な行動を 激減させることができたという、
1970~80年代の アメリカの 刑務所の話。
また、最近増えている、病院の ピンク色の制服。
これらは アドレナリンの分泌をスローダウンして
心や 筋肉の働きを リラックスさせる ピンクの効果の証明、
と書かれた切抜きを 大事に持っている。
(オリーブ倶楽部 2003年3月号、21ページ)
「ピンクの服を着て、
部屋にピンクのものを たくさん置いていた人は、
肉体的・精神的に10歳若返った」
と言うデータもある、とまで書いてある。
ピンクは 女性ホルモンの分泌を促し、
若さと健康を保つ色とも言われているとか。
やっぱりね。
ピンクの服や インテリアが苦手な人は、
「ピンクの呼吸法」を試してみよう。
《ピンクの呼吸法》
① 目を閉じて ピンク色のものを 思い浮かべる。
② ピンク色の 空気を吸い込むイメージで
鼻から息を吸い、
いったん息を止めて
なりたい自分の状況を思い描きながら
ゆっくり 息を吐き出す。
③ この深呼吸を 4~5回 繰り返す。
* 毎日同じ時間に行うのが 効果的。
今夜からでも、寝る前に ベッドの中で
この呼吸をやってみようかと考えたが、
バタン・キュウの 今の私には、
無理かもしれない。
いや、もともと好きだったのだけれど。
女の赤ちゃんが身につけるような、薄い、ベビー・ピンク。
ピンク系の口紅が多かった、若い頃から。
それが 30代半ばを過ぎてから、
どうも 口紅のピンク色が 不自然に浮いて、気になるようになった。
だんだん くすんだピンクじゃないと 顔色に合わなくなった。
そうか、これが 姉の言っていた「くすみ」というやつか、
とわかったのは、40代になってから。
くすんだピンクのほかに、くすんだオレンジ系の色も 使うようになった。
口紅と同時に、衣服の色も、顔に合わなくなったりしている気がした。
どうしていいか わからないで 数年が過ぎていた。
それが、とにかく、ピンク色のものに目がいく。
そして、身につけたいと思う。
今までの事を考えると、それは 奇妙なくらいだった。
自分なりに考えてみると、
主治医に渡したメモの中の 1項目、
「月経がなくなったことによる、女でなくなったような 悲しみ」
に起因しているかな、と思えた。
ピンクと言う色は このごろは 似合う男の子もいるようだけど、
私の年代では、決して男の子には 着せない色。
ピンクを身につけるということは 私はまだ女よ、
と必死でアピールしたがっていた 私の心境だったかもしれない。
寒い冬には 花咲く春を待つ気分。
暖かな春には よりいっそうの 華やぎを。
そんな気持ちが ピンク色を求めさせていたかもしれない。
部屋の色は、暖色系と寒色系とでは
体感温度が 3度以上違ってくると言う話。
壁を ピンクに塗り替えることで、
体罰や鎮静剤でしか 沈める事が出来なかった凶暴な囚人達の、
暴力的・攻撃的な行動を 激減させることができたという、
1970~80年代の アメリカの 刑務所の話。
また、最近増えている、病院の ピンク色の制服。
これらは アドレナリンの分泌をスローダウンして
心や 筋肉の働きを リラックスさせる ピンクの効果の証明、
と書かれた切抜きを 大事に持っている。
(オリーブ倶楽部 2003年3月号、21ページ)
「ピンクの服を着て、
部屋にピンクのものを たくさん置いていた人は、
肉体的・精神的に10歳若返った」
と言うデータもある、とまで書いてある。
ピンクは 女性ホルモンの分泌を促し、
若さと健康を保つ色とも言われているとか。
やっぱりね。
ピンクの服や インテリアが苦手な人は、
「ピンクの呼吸法」を試してみよう。
《ピンクの呼吸法》
① 目を閉じて ピンク色のものを 思い浮かべる。
② ピンク色の 空気を吸い込むイメージで
鼻から息を吸い、
いったん息を止めて
なりたい自分の状況を思い描きながら
ゆっくり 息を吐き出す。
③ この深呼吸を 4~5回 繰り返す。
* 毎日同じ時間に行うのが 効果的。
今夜からでも、寝る前に ベッドの中で
この呼吸をやってみようかと考えたが、
バタン・キュウの 今の私には、
無理かもしれない。