ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

人間ドック・ショック(2)

2004-10-11 | 乳がん
検診センターの医師の説明にも ショックな事があった。

ひとつは、リウマチ因子(RF)が 2プラスだったので、
リウマチ専門医を受診するよう 勧められた事。

ふたつめは、「週に2,3回の ウォーキングなんか、役に立ちませんよ。」
と医師に言われた事。
もっとしっかり 歩かなきゃならないらしい。

そしてもう一つ、胃のレントゲン写真について。
バリウムを飲むのも、
機械に全身ひっついて いろんな角度に 動かされるのも、
生まれて初めてで、
こわごわながら 楽しんではいたのだが。
胃の写真は、非常にきれいで、問題ないが、
「胃下垂ですね。
 私が今まで見た中でも、
 珍しいくらい、下垂してます。
 骨盤が写りこむ位は、まま あるんですが。」
目の前の写真には、大腿骨が 写っていた。

は~~~。
胃下垂だとは 思っていたけど。
珍しいぐらい下がってる、か。

人間ドックの成績報告書の 総合判定の所には、
「血液生化学検査において、高脂血症を認め、
 また 腹部超音波検査では 脂肪間を 認めます。
 アルコールを控え、食事(動物性脂肪等)に注意してください。」
との一文が 入っていた。
アルコール、「全く飲まないわけじゃないけど、平均すれば、ゼロです。」
って、ゆったのに。



とにかく、眼圧が高めとのことなので、
お勧め通り、眼科に行ってみた。
子供達の学校の校医を勤めてくれている眼科に。
ここでも 問診表に 正直に書いた。
すると 眼科医は 
「乳がんは 網膜に転移する事もあるんです。
 検査しておきましょうか?」
「え?」

一瞬、頭、まっしろ、
でも すぐに 戻れた。
カーテンで仕切られた 広いフロアの一角で、
カーテンの外には 次に問診や 検査を受ける患者が
並んで座っている。
癌のことは、口に出してほしくなかった。
もちろん 大きな声で聞いてきたわけではないが、
私は むっとした。

「網膜を調べるのに 瞳孔を開く薬をつけて、・・・」
と 医師は 検査したそう。
「瞳孔を開いちゃうと、 
 まぶしくて、車を運転して 家に帰れなくなると、
 困りますから。」
我ながら 冷静だった。
それに 転移の可能性が高いなら、
がんセンターで 診てくれるはず。
こんなデリカシーのない所で、検査なんかしなくて、良かった。
眼圧は、確かに高めだけれど、心配するほどではないので、
様子を見ることで OKとなった。



この結果は ホームドクターの所へ持って行った。
佐藤先生は、コピーをさせて欲しいと 私に許可を求めた。
これは 縮小コピーされて、私のカルテに くっついている。



もうひとつ 続きがある。
がんセンターで 主治医の検診があった時、
主治医にこのドックの結果を話すと、
「ああ、しょうがないね。
 副作用だからね。」
と言われたのだ。
「???」の私。
主治医は 私のカルテをめくり、
「手術前の コレステロールは、151だね。
 中性脂肪は、72だもの、
 これは 注射の副作用。
 しょうがないね。
 脂肪の代謝が 悪くなるから。
 気をつけて。」

知らなかった~~~。
これが 一番のショック。
あの お注射で、
151が 257に、72が 173に なったわけね。
・・・・・・腹が立つ。
ああ、腹が立つ!
これが、副作用だったなんて。
副作用なら、他にも あんなにいっぱい いろいろあるのにィ!!!

人間ドック・ショック(1)

2004-10-11 | 乳がん
退職して 当地に越してきてから 一度も検診をしてこなかった。
だから 癌が 大きくなっちゃったんだ。

一円玉より小さければ、乳がんは 95%以上(だったかな)治る、
と 聞いた事がある。
(残りの5%は 田原節子さんみたいな 炎症性乳がんだったり、
 交通事故死だったりするんだろう。)

もっと小さいうちに 見つけていれば、
おっぱいの変形も 小さかったはずなのだ。
リンパへの転移だって なかったはずなのだ。

という反省のもと、
がんセンターへの通院でみつけた 
検診センターに 予約して、早起きして 出かけた。
2003年、4月 22日。
生まれて初めての 日帰り人間ドック。

ちょっぴり どきどき、
ちょっぴり わくわく。
初めての事だらけ。
癌という 生活習慣病になったのだから、
人間ドックで なんにもひっかからないはずは、なかったのだが、
どんな結果がでるのか、楽しみでもあった。
なにしろ 初めてだったり ひさしぶりだったりなので、
オプションで 検査をふたつ 付け足してもらった。
事前に送られてきた 質問表には 正直に漏らさず 記入した。

午前中に 全ての検査が 終了し、
お昼を どこかで食べてから(はらぺこだよ~)、
希望を出しておいたので、当日結果の出たものに関して
医師の説明を受けて 帰って来た。
詳しい結果は 後日 郵送されてくる。

気になる、その結果は。

オプションの、骨量検査。
正常範囲、判定 A 。
手のひらを ぺったり器具にくっつける、骨塩測定検査だった。
閉経しているけど、ノルバデックスと言う飲み薬は
骨粗しょう症を予防する働きがあるはずだった。
測定値3.04、平均値より ちょっと上。

同じくオプション、頭部CT。
父が脳梗塞をやったので、
わけもなく不安感が強かった。
所見に曰く、「頭部CT上 頭蓋骨内に 出血、また明らかな腫瘍性病変は 認められません。
正常範囲のCT像です。」
微妙な表現に 不安になるが、判定:A なので 気にしない事にする。

体重   : めし抜きなので、すごく少ない。これが本当の体重なのね。
血圧   : 109-68。こんなもんでしょう。
心電図  : 正常範囲。
呼吸器系: 異常なし
内科   : 異常なし
聴力   : 異常なし
上部消化器官:異常なし

血液算定検査の判定は[B]。赤血球数が少し少なめ。

眼圧  : 両側高眼圧 え? 判定G?

生化学検査。
これでひっかっかった。
総コレステロール。参考値150~220のところを、257。
が~ん。
運動不足が続いていたのは 自覚してたけど。
中性脂肪。参考値35~149のところを、173。
え~っ。
コレステロールが多けりゃ、当然そうなるのか。

血清反応検査。
判定[D]。
RAが 2+。
リュウマチだ。

尿検査は なんとか判定[B]。
便検査は [A]。

超音波検査。
これは 検査の時、とっても丁寧に診てくれた。
乳がん患者とわかっているから、当然か。
でも とても嬉しかった。
結果は、ほとんどが 異常所見なし。ただし、
子宮:描出不良。
卵巣:描出不良。
前にもがんセンターでそう言われた事があった。
乳房:低エコー。?
肝臓:脂肪肝。
え~~~~っっ
脂肪肝???
つまり、食えないフォアグラ?
ショック。

あと、子宮細胞診は [A]だった。

ショック。
え~~~。
ショック。
なんとかしなきゃあ。