ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

田なかや (2) @岐阜県岐阜市

2022年06月07日 | 岐阜県(岐阜)

コロナ禍で緊急事態宣言やまん防が出ていた時には出来なかった昼飲みがようやく解禁に。バイクに乗れない天候不順の休日には、昼飲み出来る店を巡ってばかりいる気がする。この日は岐阜バスの便利な乗り放題の「ホリデーパス」を今年も使ってわざわざバスで西柳ヶ瀬まで来た。もうこのパス、何度使ったことか(←車を出して駐車場に停めるよりも安く、しかも呑める)。向かったのは「田なかや」。その使い勝手の良さにちょくちょく寄っている。店に入ると先客は2人。テーブル席のひとつに腰掛け、早速「酒(剣菱)」をどん燗(ぬる燗)でお願いした。こちら”うなぎ”がメインではあるが、他にも色々な肴がある。レジ近くの黒板にある季節の一品料理や、その下に貼られた「おかず」というのが呑むのにはピッタリなのだ。まずお願いしたのは「どじょう唐揚」。時間がかかるだろうからその間にと「おかず」の中から「ひじき煮」と「だし巻玉子」もお願いした。飄々とした女将さんが厨房に注文を伝える。中の料理人は若いが、女将さんのことを「おかあ!」と呼んでいたから息子のようだ。

「ひじき煮」はひじきと竹輪が煮てある。小鉢としてごく普通の量だが、これが驚くなかれ100円。「だし巻玉子」は古い料理屋でよく見る小判型。それが2つでおろし大根も付いて、これまた破格の100円。電球のあかりの下、酒を猪口に注ぎ、これらをつまみながらグイッとやる。至福…。酒をもう1本つけてもらう。今度は燗つけに失敗したのか、”ちんちん”(この地方の方言で”とても熱いさま”)だ。「あちっ」なんてやっていると「どじょう唐揚」が出来上がった。平皿にびっくりするほどの山盛り。しっかり下味をつけて揚げてあり、くし切りのレモンが添えてある。これも旨い。でも1人で食べるにはちょっと多かったか。追加はどうする? 「おかず」は10種類位あるから、ここからだけ頼んで…なんていう邪念も頭をよぎったが(笑)、それではあまりにも大人げない。そこで客単価をほんの少し上げるため「ほやの塩辛」を追加。これがまた良かった。独特の風味に少し歯応えもあって、どれだけでも酒が呑めそうだ。にしてもどれも値付けが安い。うなぎも安いが、ここでうなぎだけ食べていたら勿体無いゾ。2本めを空けてすぐに勘定してもらった。次は何で呑もうかな。(勘定は¥2,640)

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田なかや

岐阜県岐阜市柳ヶ瀬通5-13

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 西柳ヶ瀬 柳ヶ瀬商店街 田中屋 たなかや たなか屋 うなぎ ウナギ 鰻 鰻丼 うな丼 ひつまぶし 和食 刺身 )


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2 コメント

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Unknown (blue-wing-olive)
2022-06-07 20:36:51
私もこちらのお店、3回ほど寄らせてもらっています。
うなぎ美味しかった。
鉄火丼も食べたことがあります。
よいお店ですね。
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Unknown (ハリー)
2022-06-07 20:56:49
blue-wing-oliveさん、こんにちは。

>よいお店

いいですよねー、ココ。魚の仕入れ先がいいんですかね。ランチのうなぎ丼も破格ですし。

今回、酒肴(おかず)を頼んで、よい店だなぁと再認識しました。こういう日本酒に合う
地味で日本料理的な酒肴をきっちりと作れる店は少なくなっていますからね。
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