ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

なかとら (3) @岐阜県岐阜市

2019年05月06日 | 岐阜県(岐阜)

日曜の昼、呑めると分かったらどこへ行くか。ハイ「なかとら」です。この日も店に入るとオッサン達で賑わっていた。酒注文率100%なのが凄い(笑)。この日は寒の戻りで冬のように寒かったので(訪問3月)、テーブル席に座り「酒」をお願いする。もちろん何も言わずとも燗酒。すぐに使い回しの1合瓶とガラスの猪口が運ばれた。熱燗が沁みる。小皿の並んだ棚を覗いてみたが、めぼしい酒肴が見つからなかったので「サバ煮つけ」をお願いするも「ごめんなさい、今日は無い。焼きならあるよ。」との事だったので「サバ塩ヤキ」に変更。小上がりで「旨い旨い」と言いながら鍋と酒をやっているグループを羨ましげに眺めながら出来上がりを待った。「サバ塩ヤキ」は半身。ちゃんと焼き立て。何てことないが、旨い。

酒のお代わりか、メシか迷って「とりめし(小)」と「とん汁」を追加した。しばらくすると給仕をやっている男性は、片手にご飯茶碗ととん汁を、もう片手に湯呑みをもって現れる離れ業。さっとテーブルに置き、お茶をポットから注いで置いてくれた。奥の常連席の親父らの呂律の回らない喋り声をBGMにいただく。「とりめし」は後から具を混ぜる混ぜごはんではなく最初から味付きで炊いてあるもの。具材は細かく人参くらいしか見えず、味付けもやや薄めだが旨い。「とん汁」は大根、里芋、蒟蒻、葱、そして豚肉とシンプル。まだ煮詰まっておらず、出来上がりから時間が経っていないようだが、さっぱりとしてこれはこれで旨い。勘定をお願いすると、いつものようにやおら算盤を取り出し値段を教えてくれる。もちろん、安い。(勘定は¥890)

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↓ 別日に観に訪れた揖斐川町上野の「川原会館」(建築詳細不明)。現在は地域の集会所として使われているよう。集落の規模にしては2階建てで大きな建物だが、「旧・小島村役場」の移築だという話も。鬼瓦にも「役場」の文字が見える。

 

 

 

 


 

なかとら (なかとら食堂)

岐阜県岐阜市玉宮町1-5

 

( 岐阜 ぎふ 玉宮 たまみや なかとらしょくどう 昼呑み 昼飲み 昼酒 酒場 食堂 大衆食堂 かのいづみ 日本酒 )


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2 コメント

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なかとら (Blue Wing Olive)
2019-05-07 00:09:17
たぶん20年くらい前だったと思いますが、浪人時代に岐阜で過ごしたという友人に誘われ何回か訪れたことがあります。今は建て替えられているようですが、古い店舗の頃です。
とりめしを食べた記憶が微かにあります。
この店独特のかつ丼の印象が強いのですが、今でもメニューにあるのでしょうか?
ちっこい算盤が古き(良き)時代を感じさせます。
Unknown (ハリー)
2019-05-07 07:48:21
Blue Wing Oliveさん、こんにちは。

>古い店舗

私は古い店舗に全く記憶がありません。どんな店構えだったんだろうなァ。

>この店独特のかつ丼

そういえば”とんかつ”はあるのに”かつ丼”は品書きに無かったかと。
”独特のかつ丼”気になります。でもとんかつが出来るんなら多分かつ丼も
出来ますよね。今度お願いしてみようかな。

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