ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

更科 @三重県津市

2024年04月23日 | 三重県

三重県津市の市内を散策。「中津軒」で軽く昼食を摂ったが、他にも行きたい店があったので注文を控えていた。ただその後に予定していたある洋食店に行ってみると、残念ながら貸し切り営業。しかも今は予約しての営業のみになってしまっているらしい。そこで候補にしていた海岸町の麺類食堂「更科」に行き先変更。もうすぐそこは海という場所の店まで歩いていくことに。繁華な場所から寂れている海側の町をはるばる歩く。道中はいくつか商店もあるにはあるが閉鎖している所ばかり。

到着すると暖簾が掛かっていたのでホッとした。こちら創業は昭和41年だそうで、ご高齢の夫婦でやっていらっしゃる。店内はテーブル席が4つに小上がり席。タイガースのユニフォームが飾ってあるのを見てここが関西圏だと悟る(同じ三重県内でも四日市あたりだとドラゴンズだったりすることも多い)。品書きは壁に掛けられた紙短冊に。こちら、一番高値の定食でも1,000円ちょっとの店だが「天丼」だけ”時価”と書かれている。むぅー、気になる(笑)。でもここで「時価っていくらですか?」とは訊かない。女将さんに「天丼」をお願いした。その時点でも特に値段の提示は無い。

しばらくして蓋付きのプラ丼と小鉢の冷奴、たくあんとお浸し、そして菜っ葉とナスの味噌汁が届いた。さぁ、と蓋を取ると…真ん中にはさつまいもの天ぷらとさやえんどうがのっていて、その下に小さい海老が”いかだ”になって揚げられた天ぷら。築地で食べた「天房」みたい。衣の状態からすると天ぷらはつゆに浸してある感じ。この大きさの海老だと三河湾と繋がった伊勢湾だから”アカシャ海老”かな(未確認)。海老は6×2で12尾ほど。海老天は頭も尾もついたままなのでカリッとした歯応えが残っていて旨い。つゆをくぐった衣と海老の風味が一緒になってご飯をより旨くしてくれる。これでこそ丼物。最近は天種の衣がサクサクでないと評価が低い風潮があるが、サクサクの天ぷらを食べたいのなら丼じゃなくて定食で食べればいいのだ。

食べている途中で前席で背中を向けていた客が支払いに立ち上がった。同じ丼があるからきっと同じ「天丼」を食べたに違いない。女将さんが「3,400円です。」と告げた。おぉ、なかなかの値段だなと覚悟を決める。全て平らげ、女将さんに勘定をお願いすると…「1,400円です。」。マスクをしているのでよく聞き取れない。「え?2,400円?」「いえ1,400円です。」ハーイ。案ずることなかった(笑)。(勘定は¥1,400)

 

 


 

↓ 店から少し行くと堤防の先に伊勢湾が見える。雨こそ止んだが曇天なのでカモメも寒そう。

 

↓ 道中、大門にあった土蔵造りの酒・タバコの店「松島屋酒店」(建築詳細不明)。朽ちかけの古い看板が掛かっていた。手巻きの煙草や葉巻も扱っているらしい。

 

↓ 津市市街にはこんなひと1人通れるぐらいの路地がいくつもあった。楽しそう。夜になると雰囲気が変わるのかな。

 


 

 

更科

三重県津市海岸町15-11

 

( 三重 みえ 津 つ さらしな 麺類食堂 大衆食堂 食堂 天麩羅 天婦羅 てんぷら てんどん 海老天丼 近代建築 )


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ゲンゴロウ)
2024-04-23 14:23:50
こんにちは!
先客の3400円が気になります。
何を食べたのでしょうか?
ビール3本とか飲んだのならわかるけれど。
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Unknown (ハリー)
2024-04-23 14:46:22
ゲンゴロウさん、こんにちは。

>先客の3400円

いやホントそうなんですよー。ビール瓶は見当たりませんでしたし。でも丼の他に皿が
いくつかあったかもしれないので、ひょっとしたら食べ終わった複数人分を支払った
のかもしれません。ナゾです(でも実際ちょっとビビりました・笑)。

追伸:ゲンゴロウさんの唐揚げ、めちゃ旨そうでした!
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