歴史のある店が多い高山市内なので寄ってみたかった店はいくつもあったが、きりがないので和菓子の店は1軒だけ、こちら上二之町の「とらや老舗」へ。創業は天保元年(1830)というから凄い歴史。こちら饅頭の種類が多いらしく、特に「草まんじゅう」が有名なのだとか。もちろんそれ目当てで店に入ってみた。店の普請は大きくなく、入ってすぐにガラスケースがある。ずらりと並んだ菓子はやはり饅頭が中心。味見程度の量しか買って帰られないので、定番の「草まんじゅう」と、味が気になった「しそまんじゅう」を2人分づつ購入した。
帰ってから嫁といただく。「草まんじゅう」は皮自体によもぎが練り込まれた蒸し饅頭。見ただけでもその含有率がかなり多いのが分かる。深い緑色をした皮と共に口に入れるとふわっとした口当たりと裏腹にブワッと香るよもぎの風味が濃い。ふだん草餅はよく食べるが、饅頭ってそういえばあまり口に入れていないかも。次は「しそまんじゅう」。赤紫蘇で色付けされているのか、皮は優しい桃色に染まっていて、点々と緑の粒が見える。口に含んでみるとなるほど紫蘇だが、饅頭としては初めての風味。ほんのり酸味が残る皮の具合と、餡の対比が面白い。まだまだ色々な饅頭があったので食べてみたいナ。(勘定は¥500程)
↓ 登録有形文化財に指定されている「山桜神社火の見櫓」(昭和7年・1932・建造)◇。混みいった街中にあり、寺の正面からは塔の先が少し覗けるだけ。
↓ 上一之町の「三ノ町倶楽部」(昭和23年・1948・建造)◇。現在は同名でバーとして使用されている。こういう所で呑んだら酔い心地も違うだろうか(笑)。
↓ 繁華な通りを走っていて気になった建物(建築詳細不明)◇。屋根上の窓付きのでっぱり部分は何だろう。階段でもなさそうだし…、明かり取りだろうか。
↓ 筏橋の東詰、片原町のシックな出で立ちの喫茶「バグパイプ」(建築詳細不明)◇。2階壁面にオーダー(列柱)のような飾りが。外からは分からないが窓はステンドグラスか何かになっていそう。今回は時間が合わなかったが次は是非入ってみよう。
↓ 花川町の「上野家具店」(建築詳細不明)◇。軒下にこちらもオーダー(列柱)を模したような装飾がある。
↓ 反対側の朝日町にある「人形のうつぼ(うつぼ人形店)」(建築詳細不明)◇。2階の3連窓×2の装飾が素敵。向かって右側は日本酒バーとして使われているよう。そちらも入口ドアが渋い。角側の店舗も続きの建物だろうか(そこの外壁の装飾も気になる)。アーケードをとっぱらって見てみたい(笑)。
↓ 道を挟んですぐ隣の「高山信用金庫川西支店」(建築詳細不明)◇。装飾は無いが窓の並びがそれらしい感じ。1階のレンガ様装飾は新しいもののように見える。
とらや老舗
岐阜県高山市上二之町75
( 岐阜 ぎふ 高山 たかやま 虎屋 とらやしにせ 虎屋老舗 和菓子 御菓子司 まんじゅう 蒸しまんじゅう 蒸饅頭 蓬生 よもぎ饅頭 近代建築 国登録有形文化財 )
ただ、紫蘇まんじゅうは食べた記憶がありません。
紫蘇と言えば、白川村に紫蘇最中というのがあって、そちらも美味しいです。
>地元ではとても愛されています
やはりそうなんですねー。評判は聞いていましたが、なるほどと思わせる美味しさでした。
>白川村に紫蘇最中
美味しそうな情報ありがとうございます。機会を探して行ってみたいと思います。