ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Esseintial / The Who

2023年07月15日 | クラシック・ロック

Esseintial / The Who (2020)

2020年に発売されたザ・フー(The Who)の3枚組コンピレーション盤(3枚目はライヴ音源集)。手を変え品を変え発売されるフーの編集盤だが、こちらは「The Best Of 」とか「Greatest Hits」とかは謳っておらず「Essential(絶対不可欠な、必須の)」というタイトル。自分はオリジナル・アルバム全部はもちろん、様々なライヴや編集盤もほとんど所有しているので、ここに収録してある曲の中で持っていない曲やヴァージョンは1曲も無い(はず)。なのにどうして買っているかというと、自分がコンピ盤好きなこともあるが、選曲がなかなか興味深いから。一般的に代名詞となっている有名曲や、グレイテスト・ヒッツだったら収録される曲以外に、下記のような到底普通では選ばれないだろう曲が収録されているのがミソ。

1-04 The Ox
1-05 The Good's Gone
1-06 Much Too Much
1-07 Circles
1-08 Whiskey Man
1-12 Armenia City In The Sky
1-14 Call Me Lightning
1-15 Rael (Pt 1 & 2)
2-02 Here For More
2-05 Getting In Tune
2-07 I'm One
2-11 However Much I Booze
2-14 Trick Of The Light
2-17 It's Not Enough

こうやって聴いてみると、どういう基準で曲を選んだのかは選者のみ知るってところだけれど、確かにちょっと詳しいファンにとってはザ・フーの”らしさ”(キースのオカズが目立つ曲、いわゆるロックとは言い難いヴォードヴィルっぽい曲、ジョンのヴォーカル曲、ロック・オペラの萌芽etc...)が感じられる曲が有名曲に混じっていて、とても新鮮に聴くことが出来た。こういうのこそコンピ盤の醍醐味だ。

3枚目はライヴ集。年代が違うがどれも既発の有名な音源ばかり。しっかりと調べてはいないが、この中に初出の音源は入っていないはず。これは聴いていても正直あまり面白くない。それこそ「Essential」というのだから、もう少し面白味のある音源、例えば公式ではあまり多くが発表されていない3-09みたいな70年代中期とか、解散前の82年とか、大々的に復活した89年とかも使ってライヴ・ヒストリーに編集しても良かったんじゃないかな。

ネット・オークションにて購入(¥710)

  • Label ‏ : ‎ Umc
  • ASIN ‏ : ‎ B08FNJK5NH
  • Disc ‏ : ‎ 3

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