ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The ConstruKction of Light / King Crimson

2023年03月06日 | プログレッシヴ・ロック

The ConstruKction of Light / King Crimson (2000)

キング・クリムゾン(King Crimson)が2000年に発表したオリジナル・アルバム。この頃の面子はギター2人、ベース2人、ドラムス2人という所謂ダブル・トリオ時代が終わり、フリップ(Robert Fripp)、エイドリアン・ブリュー(Adrian Belew)、トレイ・ガン(Trey Gunn)、そしてパット・マステロット(Pat Mastelotto)の4人。当時は聴いていなかったので、どうしてこういう構成に落ち着いたのか知らないが、あれほどイギリス人らしい音楽を作っていたクリムゾンも、見渡せばイギリス人はフリップ1人のみ。録音はナッシュビルにあるブリューのスタジオだったそう。

2000年といえば、グランジを過ぎてもまだオルタナティヴ全盛といった時期。いきなり彼らのルーツとは縁の無さそうな”Blues”という言葉がタイトルになった曲で始まる。コード進行が単純なのかなと思いきや、そこはそれ一筋縄ではいかない複雑な曲。次は複雑に2本のギターが絡み合い、そこにポリリズムというか変態的なパットのドラムスが重なっていったり、ヴォーカルが重なったり。また、クリムゾンの中心軸となっているかのような代表曲「Larks' Tongues in Aspic」のパートⅣが収録されていたりと聴きどころは多い。当時別プロジェクトとして進行していた”ProjeKct”の作品も 含まれている。ただ何でだろう、個々の曲にはかなり惹かれるのにアルバムとしての印象はあまり強く残らないのが不思議。

中古店にて購入(¥900)

  • Label ‏ : ‎ Astralwerks
  • ASIN ‏ : ‎ B00004SX3H
  • Disc ‏ : ‎ 1

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