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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

蔵人厨ねのひ @名古屋市中区・伏見 (※店名変更)

2021年05月14日 | 名古屋(中区)

ある休日の昼少し前。クラウドファンディングでSOSを出す店、広小路の「キッチンマツヤ」の前を通ったら回転灯が回っていたので(←注・東海地方では「営業中」の意)、中に入り2階フロアーへ上がった。すると「11時からなのですが…。」「よかったら席で待っていただければ。」と言われてしまう(なぜ回転灯を回した?)。他に行くあては無かったので「ま、いいや」と時間まで15分程待ってみた(自分には長い…)。時間になって年配の女性給仕が注文を取りに来たので、ビールと単品料理をいくつか頼もうとすると「ランチ以外は1時過ぎしか…。」。ちゃんとグランド・メニューはテーブルに置いてあったし、そんな事どこにも書いてなかったと思うが。広いフロアーに他に客は誰も居ないのに杓子定規なことを言われ…結局、断って店を後にした。貴重な時間を返して…。

出鼻を挫かれてしまったが、気を取り直して近くの「蔵人厨ねのひ」へ。屋号から分かるように「盛田」(ソニーの故・盛田会長の実家)が経営する店。HPを調べていて初めて知ったがこちらの会社、扱う食品は酒だけではないが、全国各地の酒造も傘下にして手広くやっているようだ(半田の「盛田金しゃち酒造」はグループ会社だそう)。店内はオープン・キッチン。キッチン前の席に案内され腰を下ろす。品書きから選んだのは「おばんさい膳」。もちろん酒を呑もうという魂胆。赤だしか粕汁かを訊かれたので粕汁をお願いする。酒はもちろん代表銘柄「ねのひ」が各種揃えてあるが、普段通り純米酒の「ねのひ純米酒」を注文。

惣菜4種と、酒が厚口のグラスで運ばれた。温度は訊かれなかったが冷蔵酒。訊かれたらひや(常温)か燗で頼んだろうが、酒造直営なんだからその辺りはもう少し気配りがあってもいいような気がする。オープン・キッチン内では調理帽、調理服、ネクタイの調理人が2人程立ち働く。眺めていられるのはいいが、特に愛想がある訳でもないし、見えなくてもいい所も見えてしまうので、これは良し悪しか。次は寄せ豆腐ととろろと漬物3種が届く。酒はあっという間に無くなったが、値付けが高めなのもあって昼から追加する気にはならず、ご飯に切り替えた。”本日の一夜干し”はハタハタ。具材のたっぷり入った粕汁をお供に白いご飯を美味しくいただいた。お代わりも出来るとのことだったが断腸の思いで自重。勘定してもらう。この店は1人ではアレだが、接待にはぴったりだろうな。(勘定は¥2,400程)

 


 

↓ 納屋橋の東詰に建つ登録有形文化財のタイ料理店「サイアムガーデン(旧・株式會社加藤商會ビル)」(昭和6年・1931・建造)を再訪。実はこちらで昼食をと思って予約の電話を入れるも誰も出ず。営業開始時間の1時間前に再度かけても出ないので直接店へ行くと、予約で満席とのこと。電話出てくれよな…。仕方なく外観を愛で、地下の「堀川ギャラリー」を見学するにとどまった。ギャラリー内には古い金庫が無造作に置かれている(写真8、9枚目)。前面だけ残ったような形の3階建ての建物だが、元々この形だったよう。のちにタイ領事館を経て売却され、一時は無粋にも板で囲われ、酒造の看板になっていたことも(写真で見たことがある)。

 

 

 

 

  

 

 


 

蔵人厨ねのひ 伏見本店

愛知県名古屋市中区栄1-7-34 盛田ビル1F

※現在は「蔵人厨 金鯱伏見本店」という店名に変更されています

 

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