ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Rough And Rowdy Ways / Bob Dylan

2021年05月13日 | クラシック・ロック

Rough And Rowdy Ways / Bob Dylan (2020)

昨年発売されたボブ・ディラン(Bob Dylan)の39枚目のオリジナル・アルバム。ずっとスタンダードのカヴァー・アルバムが続いていたので、オリジナル曲が収録されたアルバムは2012年の「Tempest」以来8年ぶりにもなる。最初に発表されたシングル?、ケネディ大統領の暗殺について歌った「Murder Most Foul」が発表されると、その長さ(16分以上)にも関わらず、全米チャートのトップになったという快挙もあった(このアルバムにはDisc2に収録)。正直カヴァー・アルバムには辟易としていて、遂には前作の「Triplicate」は購入していないという(自分にとっては)異常事態。このオリジナル・アルバム発売には諸手を挙げて歓迎だった。

バックを務めるのは、このコロナ禍の2年を除いてずっとボブのライヴ・ツアー(Never Ending Tour)を支え続ける面々(メンバー入れ替えあり)。オールド・スタイルのブルーズもあるが、ここのところのボブの歌い方は、歌うというより言葉を連ねて呟き続けるような独特のスタイルに定着している。なので歌詞を構成する言葉の数が多く、何でも最も歌詞の密度の高いアルバムなのだとか。残念ながらネイティヴに聴き取れないので、自分ではこのアルバムの価値は半減だろうが、それでも自分の知っているビートルズ(The Beatles)やストーンズ(The Rolling Stones)を含むポップ・カルチャーに関するワードや、宗教、神話、古典の言葉が歌詞に含まれていることが聴き取れる。終止独特な雰囲気で進むアルバム。不思議に何度も何度も繰り返し聴いてしまう。もうすぐ80歳になろうというボブ。まさか彼がこの歳まで活動を続けるとは思っていなかった。次は何があるのだろう?。

amazonにて購入(¥1,574)

Label : Columbia
ASIN : B0884BK38T
Disc : 2


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