ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

スーパーサカイ @岐阜県各務原市

2020年11月08日 | 岐阜県(岐阜)

大手系列スーパーマーケット全盛の昨今、個人営業のスーパーや食料品店は数が減る一方だが、地方にはいくつか地元で人気を誇るスーパーがある。こちら岐阜県各務原市にある「スーパーサカイ」もそんな1軒。旧道沿いに店があって幟が何本も立っているので、以前からその存在は知っていたがあまり気にもしていなかった。にしてはいつも駐車場はいっぱいで人が群がっているし、外のテントには焼き台がつくってあって活気がある。創業して70年を越しているのだとか。どんな品を置いているのかなと寄ってみることに。車を停めるとコンクリート桝で作った焼き台には炭が熾され、鰻やら焼鳥やらみたらしだんごやらのいい匂いが漂っていた。店にはなぜか金魚すくいがあったり(笑)、ポップやら風船人形やらがぶら下がっており、明らかに普通のスーパーと違う(笑)。広くはないが魚屋スペース、手作り総菜スペースがあって、全部ここで完結出来る。品物はというと色々な地方の特産になっているような品が並んでいて、画一的な大手のスーパーと違って色々見て回るのが楽しい。

この日買い求めたのは総菜コーナーで酒の肴に「シタビラメ唐揚げ」と、山形県米沢市の”くるみ味、田舎の味”と書かれた「しそ巻」、それに福井県越前市の菓子「竿わらびもち」。フレンチなどで食材に使われる「舌平目」が普通に唐揚げになってじゃんじゃん揚がっているのも面白い。家に帰ってからガスコンロのグリルの”温め機能”を使って熱と食感を復活させて、ハイボールでいただいた。「しそ巻」は以前もどこかで買ったが、甘い胡桃入りの味噌がしその葉で巻いてあるもの。これはやっぱり日本酒。家の畑で採れた大葉と自家製の味噌でやろうとするけれど、いつも結局やらないやつ。「竿わらびもち」はサクの状態で、切りつけて付属のきな粉をかけていただく。半透明でぷるんとした舌触り。冷えたわらび餅が喉を通るのが気持ちいい。高山で買った「あげづけ」も売っているし、他にも面白そうな食品がいっぱい。この日は焼鳥が残り少なく買って帰られなかったので、次は焼鳥も買って帰ろうっと。(勘定失念)

この後の記事はこちら

 

スーパーサカイ

岐阜県各務原市蘇原島崎町22-2
 
 
( 岐阜 ぎふ かかみがはら 生鮮食品スーパー サカイ 地域№2を目指す店 うなぎ 蒲焼 やきとり 団子 詰め放題 )
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September Songs : The Music Of Kurt Weill / Various Artists

2020年11月08日 | ポップス・オールディーズ

September Songs : The Music Of Kurt Weill / Various Artists (1997)

ドイツ出身の演劇やオペラの作曲家クルト・ヴァイル(ワイル)(Kurt Weill)の曲をロック系のアーティストがカヴァーしたアルバム。知らないアーティストも多いが、ニック・ケイヴ(Nick Cave)、ドールズ(New York Dolls)のデイヴィッド・ヨハンセン(David Johansen)、コステロ(Elvis Costello)、ルー・リード(Lou Reed)など、好みのアーティストが参加していたので購入してみた。収録曲とアーティストは以下の通り。

01 Nick Cave - Mack The Knife
02 PJ Harvey - Ballad Of The Soldier's Wife
03 David Johansen, Ellen Shipley, Bob Dorough & Ralph Schuckett - Alabama Song
04 Teresa Stratas - Youkali Tango
05 Elvis Costello - Lost In The Stars
06 Lotte Lenya - Pirate Jenny
07 Charlie Haden - Speak Low
08 The Persuasions - O Heavenly Salvation
09 Betty Carter - Lonely House
10 Teresa Stratas - Surabaya Johnny
11 Mary Margaret O'Hara - Fürchte Dich Nicht
12 Lou Reed - September Song
13 Bertolt Brecht - Mack The Knife
14 William S. Burroughs - What Keeps Mankind Alive?

ドアーズ(The Doors)やボウイ(David Bowie)、あるいはジャズ演奏者がカヴァーしていたので、知らず知らずのうちに「Mack The Knife」「Alabama Song」などの曲は聴いていたが、当時は「変わった曲だナ」くらいのイメージしかなかった。なるほど演劇やオペラと聞くと納得。ナチスに迫害されたユダヤ人のクルト・ヴァイルはフランス、アメリカに亡命して数々の曲を残したらしいが、これだけ錚々たるアーティストがこぞってリスペクトするということは、欧米人アーティストにとってはとても重要な存在なのだろう。演劇やオペラの素養の無い東洋のオッサンにはなかなか理解しづらい音楽ではある。特にドイツ語訛りのある歌や何かが出てくると知識としては全くのお手上げだが、聴いていると古い映画でも観ているような感覚に陥る。

オークションにて購入(¥588)

  • Label : Sony
  • ASIN : B0000029WM
  • Disc : 1
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