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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

吉野 @滋賀県長浜市

2018年10月30日 | 滋賀県(老舗)

嫁と滋賀県の長浜までドライブ。若かりし頃は嫁も連れて朝(夜中?)早くから毎週のように琵琶湖でルアー・フィッシングに勤しんだものだが、一緒に訪れるのは本当に久しぶり。長浜に着くと駐車場にもなかなか入れないほどの人出。自分は既に経験していたが、この辺りが閑散としていた時代を知っている嫁は浦島太郎状態。「親子丼」を食べようと思ったが恐ろしい行列に断念し、人混みを掻き分け掻き分け、店を探す。

どんなものを食べたいか嫁の様子を伺いながら選んだのは創業明治9年(1876)というこのあたりでは最も古いうどん屋だという「吉野」。昔は普通の麺類食堂だったらしいが、今は御覧の通り洒落た造りのモダンな店に。店に入ってもかなり混雑していて、何だか不思議なバーカウンターみたいな席に案内された。こちら長浜名物の「のっぺいうどん」の発祥の店と言われている。でも「のっぺいうどん」は前回で懲りたので、食べようと思ったのはもうひとつの長浜名物「鯖そうめん」。店頭にも看板が出ていたので入ったのだが、品書きを見ても見当たらず、こちらでは全然推していない感じ…。バイトらしき若い女性に訊くと”売り切れ”なのだとか。困った。結局選んだのは「とろろそば」と「焼鯖寿司」。嫁は「近江牛うどん」を。何も出されないので給仕の女性にお手拭きを所望すると「何もお出ししていません。」のだとか。紙のお手拭きさえも?。手で寿司を喰う奴はいないのかな。

しばらくして運ばれた「とろろそば」は”冷たいの”をお願いしていた。とろろには黄身が落とされている。蕎麦は細切り。すっきりとしたつゆで、とろろと一緒にズルズルッとすする。うん、悪くない。添えられていた申し訳程度の量の山葵はもう少しあっても良かったかな。あっという間に手繰り終わり「焼鯖寿司」(2切れ)を嫁と分ける。押し寿司には酢飯に胡麻がかませてあり旨い。嫁のうどんのつゆを少し味見させてもらった。牛肉の出汁がしっかりと滲みている(でも嫁によると品書きの写真と全然違って肉の量が少ないとのこと)。何だかしっくりこないのは若干高めの観光地価格というだけではなく、歴史がある店なのに全く風情が感じられないのと、頼んでも紙のお手拭きひとつ出さないという割り切り…。ま、それもひとつの店の在りよう。(勘定は¥3,000程)

うどん・そば 吉野

滋賀県長浜市元浜町6-16

 

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