岐阜県関市の有名な鰻屋「辻屋」のすぐ北側にあるうどん店「喜家(きや)」へ。道路から奥まって建物が建っており、緑が映えてとても風情のある佇まいの店だ。店の隣の建物に麺打ち場があるのが見える。中に入ると梁が”あらわし”で、天井が高い。店は親子4人で賄っているようす。囲炉裏風に細工した和風のテーブルに座り、品書きを眺める。先頭は「味噌煮込み」だったので「味噌煮込み・親子入り」を、赤ん坊を背負った給仕の女性(お嫁さんかな)に注文した(背負っている人、久しぶりに見た)。
しばらくしてグツグツと沸騰した土鍋で「味噌煮込み」うどんが運ばれる。まずは土鍋の際までたっぷり注がれて溢れそうなつゆから。出汁の風味が強く、さらっとしていて旨い。味噌煮込みだから打ち粉が付いたまま茹でるだろうから、少し感じる独特の酸味もまたイイ。うどんは縮れていて、切りが不揃いなものもあり、適度な硬さがある。強いコシではないが、もちっとした食感がつゆとよく合っている。具は、葱、牛蒡、蒲鉾、それにもちろん鶏肉と卵。自分は土鍋の中で玉子の黄身がつぶれるのは嫌なので、麺や具と共にとんすいに移してからつぶして楽しんだ。つゆをすくう手が止まらない。ほぼ飲み干した頃には汗が噴き出してきた。冷たいうどんの時の麺も気になるナ。(勘定は¥980)
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手打ちうどん・そば 喜家 (KIYA)
岐阜県関市孫六町10
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