ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

La Futura / ZZ Top

2015年01月24日 | クラシック・ロック

La Futura / ZZ Top (2012)

目下のところ、ZZトップ(ZZ Top)の最近作。といってももう3年前になるのか。そんな事を言っておきながら、自分もこのアルバムを手に入れたのはまだ昨年のこと。そして思いっきり後悔した。めちゃくちゃかっこいいのだ。80年代からずっとファンを自称しておきながら、2000年代以降、不義理を続けていて、ずっとリアルタイムでの購入を怠っていた。

リック・ルービン(Rick Rubin)のAmerican Recordingsから出たこのアルバムは、最初から最後まで彼らにしか出来ないぶっといブギーが目一杯詰め込まれていつつ、ポップなメロディー・ラインは健在。昨年からずっと聴いているが、彼らの最高傑作と言っていいかも。ライヴでもカヴァーするジミ(Jimi Hendrix)を思わせるようなギター・フレーズを挟みこんだり、昔からのファンなら思わずニヤリとしてしまうフレーズが所々に出てきて嬉しくなってしまう。音作りもハードなだけではないところがミソ。アルバムの長さとしてベストな40分枠に回帰してくれたのもうれしい。やっぱり、よく解ってるなァ、リック・ルービンは(見た目は変人だけど…)。

このアルバム、なんと全米では6位になったというからスゴイ。このご時世にZZトップが6位。ま、良いアルバムなのだから納得は出来る。全然知らなかったのだが日本盤の発売はなかったようだ…。アホか、日本のレコード会社(もうこのネット社会で日本のレコード会社が洋楽を発売する意味はほとんど無いと思うけど)。2000年以降はこのアルバムを含めてたったの2枚と、めっきりスタジオ・アルバムが出なくなった彼らだが、いまだライヴ活動は盛ん(DVDもカッコ良かった)。何とか健在のうちに単独で来日して欲しい。

amazonにて購入(¥992)

  • CD (2012/9/11)
  • Disc: 1
  • Format: CD, Import
  • Label: American Recordings
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする