ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

尾張屋本店 @東京・浅草

2015年01月30日 | 東京都(老舗)

休日でごった返す浅草。浅草寺前の仲見世通りは人とぶつからずに歩くのが困難なほどの混雑ぶり。近辺では自転車走行もあきらめた。雷門通りにある明治3年(1928)創業の老舗蕎麦屋「尾張屋本店」に伺ったが、店の前に数人の待ち客がいた。5分以上待つようだったら店を変えようと思っていたら、幸運な事にすぐに入る事が出来た。店の中は超満員(待ってたんだから当たり前だ)。2階にも客席があるようだ。案内されたのは1階奥のテーブル席。もちろん相席してもらって、名物の天ぷらそばを注文した。隣では老夫婦がビールと酒肴を召し上がっていらっしゃる。でも店内が混雑してざわついているので落ち着かない様子だ。給仕の女性達は何人いるのだろう。みんな忙しそうに立ち回って、フル回転といった感じ。

しばらくして天ぷらそばが運ばれた。丼ぶりのつゆの上にはドーンと大きな海老天が2匹。厚い衣で覆われて大きいのではなく、しっかり身も大きい。刻み葱は別の小皿に入れられている。熱々でプリプリの海老天をひと口。火傷必至の揚げたて天ぷらは、少しだけつゆを吸って、それがまた旨い。こんなでかい天ぷらが入っていたら油でギトギトになりそうなもんだが、スッキリさを保っているつゆもしっかり旨い。少し柚子の風味あり。蕎麦はやや白っぽい色をしていて、だんだんと天ぷらでコクを増していくつゆを持ち上げていき、味が変わっていくのが楽しい。観光名所近くにある蕎麦屋といっても、さすがの満足感。のんびりした平日午後遅くに一杯やってみたいな…(やっぱり舌をきっちり火傷していました・笑)。(勘定は¥1,400)

  ↓ 上野方面に自転車を走らせていて見つけた「比留間歯科病院」(昭和4年・1929・建築)

尾張屋本店

東京都台東区浅草1-7-1

(浅草 尾張屋 尾張家 おわりやほんてん 天麩羅蕎麦 天ぷら蕎麦 てんぷらそば)

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