ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大黒屋本店 @名古屋市中区・錦

2014年11月16日 | 名古屋(中区 老舗)

名古屋市の錦にある甘味処「大黒屋本店」。創業が安政元(1854)年という老舗。ムックで見て名前を覚えていたのだが、たまたま近くまで来て、前を通りかかったので店に入ってみた。モダンな店構えで、老舗和菓子店という雰囲気は全くなし。落雁(らくがん)の専門店としての創業だそうだが、現在は甘味処を併設していて、かき氷や生菓子も扱っている。菓子の売り場はごく小さく、あとは喫茶スペースとなっていて、この日もサラリーマンらしき男性らが休憩をしていた。すぐ前にコーヒーをいただいたばかりだったので、お店では何もいただかず、売り場に並べてあった落雁をいくつか買って帰った。

自分は落雁の経験値がほとんどゼロ。どうやって作られているかも知らなかったし、どういうシチュエーションでいただくかも知らなかった。買ったばかりの抹茶を点てて落雁と一緒にいただいていたら、嫁に「落雁は煎茶か薄茶でいただくもの」と指摘される…。そんなん知らんがな…。ま、それはさておき、綺麗な色が付けられ、型押しされた落雁は、ほんのりとした上品な甘味とやさしい口溶け。なにしろ他のと比べた事が無いので、自分にはひとつひとつの味の違いまでははっきり分からなかったが、経験値が上の嫁(煎茶免状所持)曰く「おいしい落雁」だとのこと。ものがものだけに、すぐにまた食べたくなるというものでもないが、(誰かに)おいしいお茶を点ててもらっていただきたい。今度はお店で注文してから作ると言う「くずきり」を食べてみたいな。

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大黒屋本店

愛知県名古屋市中区錦3-19-7

(大黒屋 だいこくや だいこくやほんてん 落雁 らくがん)

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