ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Charlie Is My Darling : Ireland 1965 (Super Deluxe Box Set) / The Rolling Stones

2014年11月17日 | DVD

 

Charlie Is My Darling : Ireland 1965 (Super Deluxe Box Set) / The Rolling Stones (2012)

2年ほど前に発売されたローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のボックス・セットをやっと今頃購入。亡きブライアン・ジョーンズ(Brian Jones)在籍時の貴重な白黒フィルム「チャーリー・イズ・マイ・ダーリン」をリファインし、サウンドトラックCDや、未発表音源を含む貴重なライヴ音源のCDとレコード、それにきっちり製本されたブックレットなどを含む豪華版。音だけは先に入手してしまっていて、ずっと輸入盤を買おうかどうか迷っていたが、オークションにて、日本盤新品を適正価格でゲット出来た。日本盤は解説が付いているだけで15,000円と値が高過ぎ。しかも輸入盤でもちゃんと日本語字幕がついているという…。最近のTシャツ付ける商法といい、明らかに金持ってる中高年向きのクラシック・ロック再発は歯がゆい。昔はこういうボックス・セットの作りは日本が突出して素晴しかったが、今は輸入盤でも充分なクオリティーを持っている。ますます、日本盤の存在意義が無くなっているようだ。だいいち、箱って…ジャマだ(笑)。

本編の映像はツアー・ドキュメント。確かに映像は綺麗になっているし、若かりし頃の彼らとファンの熱狂ぶりは興味深いが、作品として面白いかといえば…。まぁ、昔はこんな映像でも貴重だったからVHSやレーザーディスク(!)、そして海賊DVDと色々なフォーマットで購入した。一度見れば…みたいなものだ。だが、むしろこのボックス・セットの目玉は、ボーナスで付けられたライヴ音源。未発表だったものが加えられ、しかも高音質。攻撃的なビート・グループとしてのストーンズの魅力が詰まった最高のライヴだ。カヴァー曲ばっかりで、あっという間に終わってしまうが、黄色い歓声といい、タイトな演奏といい、ミック(Mick Jagger)の煽りといい素晴しいドキュメントになっている。絶頂期のブライアンの不敵なスマイルが目に浮かぶようだ。最近のストーンズの過去貴重音源の発表ラッシュのお陰で、一時的にしか話題にならなかったのが残念(そういう自分も2年も経ってから買ってるし)。最近のお蔵出しでは60年代の物は無視されているようだが、まだまだ貴重な音源がありそうな気もする。相変わらずアラン・クライン(Allen Klein)のアブコ(現在は息子が経営を引き継いでいるはず)の影響で思うようにならないのだろうか。

オークションにて購入(¥5,632)

  • Format: CD+Blu-ray, DVD,Vinyl
  • Language: 日本語
  • Disc: 7
  • Label: ユニバーサル インターナショナル
  • DVD: 2012/11/21
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