今回の「THE世界遺産」(TBS)はスペシャル第2弾、「空から見る文化遺産」でした。
多くの世界文化遺産をいっぺんに見る、というのがなんとも贅沢。世界中の文化遺産を、時系列で追って見せるのは、改めて人類史の奥深さや壮大さを実感させてくれる。
文化と言うものは、時間や空間を越えて伝播していくものなのか。多様であり、でもひとつにつながっている。「世界遺産」というひとつの枠に、数多登録される意義と言うのは、そういうことかは。
空から観る、というのもまたとても良いですね。一般人が現地に行って世界遺産を見たり触れたりすることは出来ても、それ以上入れなかったり、観ることが出来ないポイントというのは必ずや有るものですが、単純に空から眺めるというのは、きわめて稀有なことですから。
そういう一般の人が見ることが叶わないようなことを、テレビで見ることが出来るというのは本当に幸福なことだと思うのです。
やや話はそれますが、世界遺産は人が訪れすぎて遺跡や環境を壊しているという、マスツーリズムの問題がありますよね。世界遺産に限ったことではありませんが。
それを少しでも緩和するために、わざわざ現地まで赴かなくてもいいように、映像として記録し、それを多くの人が見られるようにするというのは、とても重要で意義のあることだと思うのですよ。
尤も、メディアで放映されたが為に人が多く訪れるようになった、という弊害も並存しているのも確かでしょう。
でも万人の目、万人の好奇心の代表として、テレビというものが有るんだと思うのです。テレビはそういう役割をもう一度自覚すべき、また徹するべきなのでしょう。
話が逸れ過ぎましたね。要はテレビというメディアを擁護しつつ批判してます。
本題は、今回の世界遺産は素晴らしかったなぁと言いたかったんです。こういう番組こそゴールデンに持って来い、または時間枠や番組数を増やせ、というのを最後の部分では言っているのですよ。
↓しばらく眺めていたら、
スライドショーが始まります。
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