BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

みかんを食べる機会が─

2010年01月25日 | 凡日記


今日のニュースで気になったことは、
みかんの消費量が落ちているというものでした。

それはコタツの売り上げ数の低下と
相しているとのことでした。なるほど。

LDKやエアコンや床暖房が、
コタツ文化を追い出してしまった
ということでしょうか、それに追随して
みかんを食べる機会を逸してしまった、と。

もう一つの理由として、
季節外の果物がいつでも手に入るように
なったからということでした。
つまり、冬はみかん独走だったのが、
イチゴ等のハウス栽培や
柿などの真空パックに猛追を
かけられているとの事でした。



しかしながら、最後に挙げられた
みかんの消費減の理由が
どうも解せないでいます。

「剥くのが面倒くさい」、と。

剥くときに爪が汚れるとか、
爪に詰まるのが嫌だとか、
そういう理由ならまま分からなくも無い。

しかしながら、単に剥くという行為が
面倒であるというのなら、
どんだけ怠慢なんだと疑ってしまいます。

それを言うなら、リンゴやナシのように
刃を使って剥かなくてはならない
果物に比べると、遥かに剥きやすいのでは
なかろうかと思惟されるのですが如何でしょうか。

更に言えば、みかんでさえこうなのだから、
他の果物も同じく「面倒くさい」という理由で、
敬遠されているのではないか、と考えられるのです。

みかんの消費量の落ち込みを越えて、
果物全般の消費量の方が
気になってきた次第でありました。


   


今日は健康診断を受けました。

血を見るのが極端に苦手な私は
採血検査で案の定
体調が芳しくなくなりました。

いやはや、大変お恥ずかしい。
今回は恥ずかしさの方が勝(まさ)って、
具合の悪さはすっと治って
事なきを得ましたけれども。

色々とご親切を賜ったのを
感謝する余りに書いた次第です。


みどりい 【緑りい】〔形〕(造語)

2010年01月25日 | 雑感散文


「こん緑かとば使うけん」

 と、長崎弁を発してふと気がついた。
 「~か」は形容詞の修飾である。
 標準語で言ったら、「~い」であり、
例えば「赤い」「黄色い」といった具合である。

 この要領で上記の長崎弁を標準語訳すると、
「この緑りいのを使うよ」になる。

 「緑りい」、「みどりい」という
形容詞なんて標準語には存在しない。
 「赤い」や「青い」はあるというのに。

 それならば「黄い」や「茶い」も
無いではないか、と言われるかもしれない。
 けれどもそれらは「色」を付加すれば、
「黄色い」「茶色い」と形容詞が成立する。
 しかし「緑色い」は無い。
 考えてみれば、実に奇怪なことである。

 何故、緑の形容詞は無いのか。
 察するに、昔は緑色も「青」に
含めていたからではないか。
 今でも、青信号や青々とした木々という
表現にその名残がある。だから緑の形容詞が
必要とされなかったのではなかろうか。



 いや、実は緑の形容詞が無いことには
前々から気付いていたし、上記のような
理由で無いのだろうということも既に考えていた。

 だからいつか、この「緑りい」を
創作日本語として、ちょいちょい使って
やろうかなと画策していた所だった。

 「緑い」や「緑りい」という表現については、
ネットでそれぞれ検索してみると、既に
使っている人を見つけた。
 成る程、矢張り気になる人は
気にかけていたもんだ。

 ところが、一番最初に緑りい字で書いたように、
方言では「緑」の形容詞が既に
あるということに気がついたのだ。
 このことについてを言及した文章は、
ネットで軽く調べた限りでは
発見することが出来なかった。

 これはひょっとすると、方言を研究する上では
大事な発見なのではなかろうか、と
一人勝手に盛り上がっているのだが、
深読みだったろうか。
 ちょいと専門の方がいらしゃれば、
ぜひとも伺いたいところである、
という思いで書いた。如何でございましょうか。


 


 ちなみに。
 日本語は色の形容詞に関しては
乏しいものがありますが、一転して
色の名詞に関しては、世界に類を見ないほど
大変に多彩であります。

 参考に以下のサイトを紹介します。
  →「和色大辞典」