BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

何年経たら「伝統」─

2010年01月28日 | 凡日記


昨日のツベルクリン反応検査。

左腕の、注射された近辺が
微妙に膨れてきたのですが。

大丈夫かなぁ。


   


民俗学関連の本を
今立て続けに読んでいます。

大変面白いのです。
これまで当たり前に思っていたことを
疑うというのは。

日本の「常識」や「伝統」
とされているものについては
成る程今一度検討を要するな、と
思うのでありました。

しかしながらワタクシは以前から
このことについて考えたことがあります。



学校の「伝統」というものを
学生時代から疑っておりました。

ワタクシが中学、高校時代に
通った学校は、
自分が生まれた後に出来た
新しい学校だったのです。

だから当時は創立たかだか十数年。

だのに、体育祭の伝統だとか、
卒業式の伝統行事だとか、
そんな「伝統」を押し付けられて
堪らんと思っておりました。

たかだか十数年前に、
当時の生徒か先生が、
思いつきでやってたやつでしょうよ。
勿論そうではない、真面目に
議論を重ね試行錯誤紆余曲折で
決めたものもありましょうが。

ただ、これは逆の立場でも言えます。
自分たちの世代で勝手に
思いつきでやった活動が、
今も尚「伝統」として残っていたら。
そういう可能性もあるわけです。
それは一寸、後輩に
申し訳ないなと思ったりします。



そして以下の如く、学生時代は
「伝統」について疑っていたのです。

「伝統」という言葉を安易に
使っていいものだろうか。

「伝統」は何年経たら
「伝統」たらしめるのだろうか。

「伝統」の始まりは、
ひょんなことだったり
ふざけたことだったり
ではなかろうか。



もっとも、新しい学校の「伝統」と
民俗学が取り扱う「伝統」を
一緒くたに論じることは
出来ないのですがね。

けれども、まま外れたことでは
ないなぁ、と思うのでした。