BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
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「その他」がメインのブログ。

【ふしぎ】未知の岩絵遺産

2010年01月09日 | テレビ

 あれ、確か『アラビアンナイト』の、
シンドバットの冒険の件(くだり)だった
ような気がするのですがね。
 不毛の地の谷で、地面には宝石が
ゴロゴロと落ちている。

 まさに、宝石がゴロゴロと散乱している場所が、
今現在この世の中に存在するとは、驚きでした。

 宝石の名前は「シリカガラス」、
エジプト王朝の時代に重宝されたようです。
 隕石の落下の衝撃で、1800度以上に
熱せられて出来た、と最近分かったそうです。

 残念ながら、現在では宝石としての
価値は低い模様です。(持ち出しは禁止。)



 今年最初の「世界・ふしぎ発見!」(TBS)は、
古代エジプトの宝石の謎及び
エジプト文明発祥の謎についてでした。

 リビア国境に程近い、リビア砂漠の真っ只中。
 一つ前の間氷河期にサハラ砂漠が
森林地帯であった時代に古代文明の痕跡を残す岩絵が
数多く残されていると言います。

 それらは1万年前の、人々の生活の様子が
描かれているもので、中には農耕や畜産を
示すと考えられるものがあるのだそうです。
 アルジェリアのタッシリナジェールの岩絵
のように躍動的な人や動物の絵や、
オーストラリアのカカドゥの岩絵のように
当時の息遣いまで伝わってくるような手形。

 尚、これら2つの岩絵は世界遺産に登録。
 他に登録された岩絵といえば、
ラスコーやアルタミラなどヨーロッパに
数多あります。アジアや北米にも有りました。

 意外と岩絵の世界遺産が沢山あるものですが、
しかしまだまだ登録はおろか全容が解明されていない
岩絵が、世界にはもっとたくさんあるわけです。
 そしてこのリビア砂漠の岩絵も、まだ登録されて
いない模様です。(アカクスの岩絵とは別物。)

 世界遺産登録数は今年で900を越える見込みですが、
世界にはまだまだ知られていない驚異的な
遺産が至る所で眠っていることを考えるにつけ、
文化の多様さの広がりと奥深さに
ただただ萎縮するばかりです。