マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

2008-04-23 09:10:05 | 映画ー劇場鑑賞
ーぼくたちと駐在さんの700日戦争ー
2008年 日本 監督=塚本連平 原作=ママチャリ 市原隼人(ママチャリ)佐々木蔵之介(駐在さん)麻生久美子(加奈子)石田卓也(西条)加冶将樹(孝昭)賀来賢人(グレート井上)脇知弘(千葉くん)冨浦智嗣(ジェミニー)小柳友(辻村さん)豊田エリー(美奈子さん)成嶋こと里(前園ミカ)倉科カナ(和美)水沢奈子(井上夕子)宇田学(-)森崎博之(寺島先生)坂井真紀(白井恭子先生)根岸季衣(バーバー吉田のばばあ)志賀廣太郎(神主)ガッツ石松(孝明の父)安藤玉恵(孝昭の姉)片桐はいり(みどり屋のおばちゃん)酒井敏也(電気屋のおじさん)宮地雅子(看護婦さん)掟ポルシェ(花火師)石野真子(たみ子)竹中直人(親方)

【解説】
1970年代の田舎町を舞台に、7人の高校生と地元の駐在さんが繰り広げるイタズラ戦争を描く青春コメディー。実話を基にした“半”フィクションのブログ小説を、「時効警察」で演出と脚本を担当した塚本連平がスピード感あふれる演出で映像化した。主人公のママチャリを『チェケラッチョ!!』の市原隼人、彼らと対峙(たいじ)する駐在さんを『間宮兄弟』の佐々木蔵之介が演じる。イタズラをテーマにした奇想天外な発想、熱い青春の情熱に笑って泣けるそう快作。(シネマトゥデイ)

【あらすじ】
ある田舎町に、平凡だが発想はピカイチのママチャリ(市原隼人)、女の子みたいな外見のジェミー(冨浦智嗣)、武闘派でエロ担当の不良リーゼントの西条くん(石田卓也)、開業医の長男で恋愛担当のグレート井上(賀来賢人)たち7人の高校生がいた。彼らは近所の駐在さん(佐々木蔵之介)とイタズラ戦争に明け暮れ、青春を謳歌していた。(シネマトゥデイ)

【感想】
面白かったー!!
劇場内は、笑いっぱなし。
こんな映画も珍しいわ。
そして、最後はしんみり。
いい映画でした!!



高校生にもなって、イタズラばかりしている集団(市原隼人・石田卓也・加冶将樹・脇知弘・冨浦智嗣)は、どうかと思うけど、実に楽しい仲間です。
それにいちいち答えて反応する駐在さん(佐々木蔵之介)は、いい人だなあ。
彼らを取り巻く大人たちも個性派ぞろい。

イタズラだけど徹底的にやり遂げる彼らの無駄な努力と情熱と、うまく織り込まれるエピソード。
いつしか、育まれる駐在さんとの連帯感など、自然に展開していきました。

とにかく、頭を空っぽにして楽しめる映画でした。

眺めのいい部屋

2008-04-23 09:06:45 | 映画ーDVD
ー眺めのいい部屋ー A ROOM WITH A VIEW
1986年 イギリス ジェームズ・アイヴォリー監督 ヘレナ・ボナム=カーター デンホルム・エリオット マギー・スミス ジュリアン・サンズ ジュディ・デンチ ダニエル・デイ=ルイス サイモン・キャロウ ローズマリー・リーチ

【解説】
20世紀初頭、イギリス。良家の令嬢であるルーシーは、旅先で訪れたフィレンツェで一人の青年ジョージと出会う。情熱的な彼にルーシーは次第に魅せられてゆくが……。封建的思想の残るイギリスを舞台に、イギリスの格調高い美術や衣裳、そして美しい映像で綴ったラブ・ロマンス。(allcinema ONLINE)

【感想】
イギリスの女流文学の「日の名残り」や「モーリス」で有名なジェームズ・アイボリー監督作品。
こんな名作も見逃しているのです。

この一連の作品に、なぜか心惹かれるのは、その上品さや優雅さ、そして、主人公のまっすぐな生き方でしょうか。

女性には相続権がなかった時代、結婚に親の意向などを考慮しなければならない良家の子女の生き方。
封建的な時代にあって、自我に目覚め、自分の気持ちに誠実であろうとする女性。
私の世代の若いときも、似たような世間の空気がありました。

この作品の主人公ルーシー(ヘレナ・ボナム=カーター)もそうです。
運命の人に出会っても、なかなか生き方を変えることはできませんが、やがて自分の気持ちに正直に生きる決心をします。

彼女を取り巻く、従姉でオールドミスのシャーロット(マギー・スミス)や、女流小説家(ジュディ・デンチ)を知ることでルーシーは成長していきます。

過激な形ではなく、ユーモアを交えながら、愛と自立に目覚める女性を描いていました。

いい映画でした。