マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

リトルプリンス 星の王子様と私

2015-11-26 12:39:54 | 映画ー劇場鑑賞

ーリトルプリンス 星の王子様と私ーTHE LITTLE PRINCE

2015年 フランス 107

監督=マーク・オズボーン キャスト=ジェフ・ブリッジス (飛行士)レイチェル・マクアダムス (お母さん)ポール・ラッド (王子)バッド・コート (王様)

 

【解説】

世界中で親しまれているアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの名作「星の王子さま」を初めてアニメ映画化。レベルの高い学校を目指し勉強漬けの日々を過ごす少女と、若いころ不時着した砂漠で出会った星の王子さまとの思い出を語る老飛行士の交流を、CGアニメとストップモーションアニメを駆使して描く。『カンフー・パンダ』などのマーク・オズボーン監督をはじめ、アニメーション製作の一流スタッフが集結。声優陣にはジェフ・ブリッジス、ジェームズ・フランコ、マリオン・コティヤールらが名を連ねる。

 

【あらすじ】

母親の言う通りに、いい学校をに入るべく必死で勉強する少女の隣家には、昼間は裏庭にある破損した飛行機を修理し、夜は望遠鏡で空を見ている老人が暮らしていた。引っ越してきて以来彼のことが気になっていた少女は、ある日母親に黙って老人と接するようになる。若かった時代に飛行士だったという老人は、かつて不時着した砂漠で出会った男の子の思い出を語りだすが……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

最初に「星の王子様」を知ったのは、美智子皇后が推薦された図書ということだったと思います。

母が買ってきてくれたのですが、まだ小さかったせいか、あまり面白くないと感じました。

 

それが、いつの頃か読み返し、何度も泣いてしまうほど感動して、何回読んでも泣いてしまう、一番大好きな本となりました。

大学では、原作を読むゼミを取り、教授と1対1で勉強させてもらいましたが、成就できませんでした。

あかんねえ。

 

今回、とても楽しみに見に行きました。

 

この作品は「星の王子様」の本を初めて読む高校受験を控えた女の子が主人公です。

彼女はばりばり働いている母親と二人暮らし、父親は母と離婚して別れて暮しているようです。

母は、1流の高校に入学させるため、学校の近くに引っ越し、学習や生活の予定もしっかり立てて、女の子をサポートしています。

 

ところが、引っ越した家の隣に奇妙なおじいさんが住んでいて、女の子の生活に入り込んできます。

このおじいさんは昔飛行士で、いつか壊れた飛行機を直して、昔砂漠で出会った星の王子様に会いに行くつもりです。

 

女の子は星の王子様の話が書かれた本を読み始め、心が奪われてしまい、母親に嘘をついておじいさんの家に入り浸るようになりました。

 

☆ネタバレ

前半は、「星の王子様」の内容が、紙粘土風のかわいいアニメで語られて行き、小説が大好きな私は思い出して泣きそうになりながら見入りました。

 

ところが後半、大人になった星の王子様が出てきて、そのダメっぷりにちょっと引いてしまいました。

しかも、王子様の星はバオバブに占領され、あのきれいなバラは枯れていました。

かなりショックな内容です。

 

大人になるって、かくも残酷なことなのか!?

 

このラストは映画なので受け入れますが、疑問が残ったのは、女の子の母親まで心を入れ替えたことです。

お母さんの心情が変わるほどの何か事件があったっけ?

 

私は母親の立場から、あのお母さんのやり方はそんなに間違っていないと思うのです。

勉強も、受験のための計画も、やり過ぎかもしれないけど、それくらいしないといけない学校なのだから。

その価値観を揺らすほどの出来事が描かれてなかったので、ちょっと残念な気持ちになりました。

 

絵はすごくきれいです。

 

たとえ王子様の星が破壊されても、子供の心は失いたくないですね。

そのためにも、また「星の王子様」を読みなおしたいなあ。

 



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